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F1ファンも知る名前がたくさん! 2026年ル・マン24時間には16人のF1経験者がエントリー

総勢186名がエントリーする2026年のル・マン24時間レース。その中には、F1ファンなら誰もが知るドライバーも多くいる。

#83 AF Corse Ferrari 499P: Robert Kubica

 6月13日(土)に決勝がスタートする、2026年のル・マン24時間レース。世界三大レースに数えられるこのレースには、合計16名のF1経験者がエントリーしている。

 WEC(世界耐久選手権)のようなスポーツカーレース、耐久レースは長らく、F1で成功を収められなかったドライバー、F1でのキャリアに一区切りをつけたドライバーにとってのセカンドキャリアの場所としても魅力を持っている。今年のル・マンにエントリーした総勢186名の中で、1戦でもグランプリに出走した経験を持つ者は16名。そのうち11名がフル参戦経験がある。また彼らのほとんどは最高峰クラスのハイパーカークラスに参戦しており、その実力、評価の高さを物語っている。

 昨年までは、2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンがキャデラックのワークスチームであるJOTAから参戦していたが、彼はプロのレースから引退したため、今年エントリーしている中でF1で最も実績のあるドライバーは、AFコルセでフェラーリの83号車を駆るロバート・クビサとなった。

 クビサは2008年のF1カナダGPで優勝し、同年のドライバーズチャンピオンシップを一時リードした経験もある。ラリー事故で大怪我を負い、キャリアを一時中断することになったが、その後F1にもカムバック。そして昨年は悲願のル・マン初制覇を成し遂げた。ただ今年の83号車フェラーリは予選でノックアウトされハイパーポール進出を逃したため、厳しい戦いを強いられるかもしれない。

写真: Roberto Tommasini / NurPhoto via Getty Images

 トヨタは計6名のドライバーのうち、4名がF1経験者というラインアップ。7号車のドライバーでチーム代表も兼ねる小林可夢偉は、ザウバー時代の2012年の日本GPで3位表彰台を獲得しており、今年のル・マンで3人しかいないF1ポディウムフィニッシャーのひとりだ。同じく7号車のニック・デ・フリーズは、2023年にアルファタウリ(現レーシングブルズ)からF1フル参戦デビューを果たしたが、途中解雇となり結果的にはフルシーズン戦うことができなかった。

 トヨタのもう1台である8号車にも、トロロッソ(現レーシングブルズ)で複数シーズンF1を戦ったセバスチャン・ブエミとブレンドン・ハートレーがいる。なおブエミは、本稿で紹介するドライバーの中で最も多い4度のル・マン制覇を果たしている。またもうひとりのドライバーである平川亮はグランプリ参戦経験こそないが、ハースのリザーブドライバーとして現在進行形でF1のテストやフリー走行を走っている。

 同じく3名のF1経験者を擁するのがキャデラック。11号車には、2014年にケータハム、2015年にマノーから参戦したウィル・スティーブンスが、38号車には2008年、2009年にトロロッソから参戦したセバスチャン・ブルデーがいる。

 そして忘れ去られがちだが、38号車のジャック・エイトケンも1戦のみの出走だがれっきとした”元F1ドライバー“。彼はコロナ禍の2020年サヒールGPで、ルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスに乗ることとなったジョージ・ラッセルに代わり、ウイリアムズのマシンをドライブした。

 ザウバー/アルファロメオで62回のグランプリに出走したアントニオ・ジョビナッツィは、フェラーリからWEC参戦中。プジョーは、フォースインディアで3シーズンフル参戦したポール・ディ・レスタ、マクラーレンで2シーズンフル参戦したストフェル・バンドーンを起用している。そしてBMWのケビン・マグヌッセンは、本稿ラインアップの中で最も多いF1通算185戦出走を誇り、ポールポジション1回、最高位2位という実績がある。

 ジェネシスのアンドレ・ロッテラー、そしてLMP2クラスのベクター・スポーツのピエトロ・フィッティパルディも、スポット参戦でF1を経験している。ロッテラーは2014年のベルギーGPでケータハムから、フィッティパルディは2020年のサヒールGPとアブダビGPにハースから出走した。

 LMP2クラスのニールセン・レーシングからエントリーのジャック・ドゥーハンは、昨年までアルピーヌからF1に参戦していたが、途中解雇によりF1キャリアは一時的に断たれる形に。ハースのF1リザーブドライバーを務める傍ら耐久レースに参戦する今年がル・マン初挑戦となる。

写真: Jakob Ebrey / LAT Images via Getty Images

 同じく、2023年、2024年にウイリアムズからF1に参戦していたローガン・サージェントもル・マン初挑戦。彼は現在フォードのドライバーとしてWECのLMGT3クラスに参戦しており、フォード・マスタングGT3を走らせている。

 2026年のル・マン24時間レースは、日本時間の11日(木)深夜にハイパーポールが行なわれてグリッド順が確定。決勝レースは同じく日本時間の13日(土)23時にスタートする。

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