ジャック・ビルヌーブ、ヴァンウォールのWECシート獲得はあるのか。2台目のエントリー認められるか次第に?
1997年のF1王者であるジャック・ビルヌーブが、ヴァンウォールのシートを獲得し、来季のWECに参戦する可能性が出てきた。
Jacques Villeneuve, Vanwall Vandervell LMH, ByKolles Racing
Vanwall Group
1997年のF1世界チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが、バイコレスのLMH車両である『ヴァンウォール・バンダーベルLMH』のシートを獲得する可能性があるようだ。
バイコレスは11月30日(水)から3日間、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットでテストを実施。開発ドライバーのトム・ディルマンとエステバン・グエリエリに加え、ビルヌーブとジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが参加した。
現在51歳のビルヌーブは、2007~2008年にプジョーのLMP1チームに在籍。ヴァンウォールのシートを獲得すれば、スポーツカーレースのトップレベルに復帰するのはそれ以来となる。
バイコレスのコリン・コレス代表は、ビルヌーブ獲得の可能性について詳しく説明はしなかったものの、バルセロナでのテストはビルヌーブがLMH車両のドライブを楽しめるかどうか確認するために行なわれたと強調した。
「テストの目的は、彼がどれだけ速いかではなく、クルマの運転を楽しんでいるかどうかを見ることだった」とコレスはMotorsport.comに語った。
「そして彼はそれを楽しんでいたと思う。午前中に運転し、それを飲み込む機会を得て、午後に再びマシンに乗り込んだんだ」
Vanwall Vandervell LMH, ByKolles Racing
Photo by: Vanwall Group
2022年のWECエントリーを断られたバイコレスだが、来季は少なくとも1台、「おそらく2台」の参戦を申請する予定だという。
そうなった場合、ディルマンとグエリエリがドライバーの候補となるのは間違いないだろう。オリベイラも、2002年にチーム・コレス・レーシングからドイツF3を戦っていた関係でコレスと20年近い親交があり、有力候補だと考えられている。
ビルヌーブがシートを獲得できるかどうかは、2台目のエントリーが認められるかどうかにかかっているようだ。
4月以降、何度もテストを重ねてル・マン24時間レースを超える距離を走破しているバイコレスは現在、ヴァンウォール・バンダーベルLMHのホモロゲーションプロセスを進めており、来月初旬にはザウバーが持つフルサイズ風洞でFIAによる公式空力テストが行なわれる予定であることが分かっている。
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