WEC WEC Sebring Prologue

フェラーリ499P、テストで”0周クラッシュ”も「深刻な問題はない」走行距離はむしろ多すぎ?

WEC公式テスト”プロローグ”でクラッシュを喫したフェラーリの51号車だが、深刻な問題は何もないとチームは説明した。

#51 Ferrari AF Corse Ferrari 499P: Alessandro Pier Guidi, James Calado, Antonio Giovinazzi

 セブリングで行なわれたFIA世界耐久選手権(WEC)の公式プレシーズンテスト”プロローグ”。その2日目、フェラーリの51号車はコースイン直後にクラッシュを喫してしまったが、チームによると問題が起きていたわけではないという。

 新型車両『499P』で今シーズンからWECに新規参戦するフェラーリ。テストで出来るだけ多くの走行距離を稼いでおきたいところだったが、テスト2日目午前のセッションでジェームス・カラドがコースイン直後にクラッシュを喫した。

 カラドはアウトラップのターン1でマシンの右フロントにダメージを負い、結果として51号車はこの日1周もすることができないまま、テストを終えることになった。

 ただ、チームはそれほどマシンに大きなダメージがあったわけではないと主張している。

 フェラーリのスポーツカーレース&テストマネージャーであるジュリアーノ・サルヴィは、「ひとつのコーナー(右フロント)は変更しなければならないが、それ以外はかなり細かいところだ」と語った。

「クルマやドライバーにとって深刻なモノではなかった」

 モノコックのフロント部分にモータージェネレーターユニット(MGU)を搭載している499Pだが、こちらにもダメージはなかったと彼は認めた。

 今季からWECではタイヤウォーマーの使用が禁止されたが、カラドのクラッシュはそんな中で工夫をしようとした結果なのだとサルヴィは説明。それ以上の詳細は明かさなかった。

「このアクシデントについて我々が言えるのは、アウトラップで何か違うことをしようとした結果であり、それがあまりにも違いすぎたということだ」

 テストを終えた後、WECは開幕戦のフリー走行が同じセブリングで3月15日に開始される。51号車のダメージがモノコックまで及んでいれば、急いでマシンを一から組み直す必要があるが、チームは新しいモノコックでマシンを作り直す必要はないと考えている。

 サルヴィは、まだモノコックが最終チェック中だと認め、51号車の修理を急いで午後のセッションに走らせようとしなかったのは、プロローグ初日が順調にいったことが関係しているという。

「(プロローグ初日は)あのクルマでスムーズな1日を過ごした結果、膨大な走行距離を記録した。多すぎたんだ」

「(テスト2日目は)丸一日必要な状態ではなかったんだ。というのも、そうすると(開幕戦に向けた)準備という段階から外れてしまうからだ」

 51号車はプロローグ初日に116周を走行。また、僚友50号車は2日間で221周を走っている。

 サルヴィはこの50号車が最終日に6番手タイムを記録したことを含め、プロローグでの仕事に満足感を示した。

「小さなアクシデントを除けば、最初の2日間には満足している」

「”入学初日”のような感じだったが、多くの周回をこなし、リラックスしている」

 
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