グリッケンハウス、2023年もWECハイパーカークラスへ「最低でも1台」で参戦継続。カスタマー投入も視野に
グリッケンハウス・レーシングは、2023年もル・マン・ハイパーカーでFIA世界耐久選手権に参戦することを発表した。
写真:: Morgese / Gandolfi
グリッケンハウス・レーシングのチームオーナーであるジム・グリッケンハウスは、FIA世界耐久選手権(WEC)の2024年からのカタール開催に関する発表会で、2023年シーズンもWECへ参戦するとMotorsport.comに語った。
グリッケンハウスは以前、2023年もWECに参戦し続ける計画を練っており、マシンをグリッドに並べるためにはビジネスパートナーやカスタマーチームを見つけることが必要不可欠であると語っていた。
しかし今回、グリッケンハウスは来季は最低でも1台の『007 LMH』を投入すると明言した。
「我々は来年もWECに参加する予定だが、最悪の場合は1台だけで戻ってくることになるだろう」
グリッケンハウスはそう語る。
「それ以上の台数となることを望んでいるが、まだ全てが具体化している訳ではないので、状況はハッキリとは分かっていない」
「自分たちで2台のマシンを走らせるかもしれないし、カスタマーと共に走らせるかもしれない。我々は自分たちをファクトリーチームだと考えている。たとえ小さなファクトリーチームだとしても、我々はクルマを売るためにレースへ参加しているんだからね」
Jim Glickenhaus, Glickenhaus Racing
Photo by: JEP / Motorsport Images
BoP(性能調整)の影響もあるものの、グリッケンハウス・レーシングは2022年シーズンのスパ戦で初のポールポジションを獲得し、ル・マンでは2番手フロントロウから3位表彰台を獲得。モンツァ戦で2度目のポールポジション獲得も記録している。しかし、グリッケンハウスは富士戦と最終戦バーレーンの2戦を欠場。トヨタやアルピーヌ、プジョーよりも早くにシーズンを終えることとなった。
ある程度の柔軟性がもたらされているもののの、ハイパーカークラスへ出場するチームは少なくとも1台はシーズンを通して参戦することが義務付けられている。
グリッケンハウスに2023年は全7戦を最低1台が走るかと訊くと、彼は次のように答えた。
「我々はエントリーを果たしている。だから答えはイエスだ」
「来年に何か起こるか起こらないかを完全にコントロールすることはできないが、大きな希望を抱いている」
グリッケンハウスは2台以上での体制を構えるためには何が必要なのか、2023年の参戦体制発表のタイミングについては言及しなかったが、来季はフルシーズンを迎えることに自信を示している。
「WECは私の状況やその変化を分かってくれている」とグリッケンハウスは言う。
「ファンも我々を気に入ってくれているし、我々はショーに何かをもたらすことができる」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments