日本最高峰2冠キャシディ、プジョーから来季WECハイパーカー参戦へ。フォーミュラEでのキャリアも継続か
フォーミュラEを中心に活躍してきたニック・キャシディはステランティスとの包括的契約の一環として、プジョーから来季WECハイパーカークラスに参戦する。
9月1日(月)、ニック・キャシディが2026年からプジョーで世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに参戦し、LMH車両9X8を駆ることが正式に発表された。
キャシディのプジョーからのWEC参戦は、同ブランドを傘下に置くステランティスとの包括的な契約の一環。これまでジャガーから参戦してきたフォーミュラEでは、2025/26年シーズンからステランティス傘下のマセラティMSGレーシングに移籍する可能性が高い。
ニュージーランド出身の31歳キャシディは、全日本F3、スーパーGT、スーパーフォーミュラでタイトルを獲得し、日本でレーシングドライバーとしてのキャリアを確立した。2021-22年シーズンからは主戦場をフォーミュラEに移し通算11勝をマーク。昨シーズンはジャガーにチーム&コンストラクターズタイトルをもたらした。
2026年からキャシディはスポーツカーレース最高峰へ進出するが、WECでは2022年にAFコルセ運営のフェラーリを借りGTE AMクラス6戦に出場した経験がある。
キャシディのプジョーLMHプログラム加入について、テクニカルディレクターのオリビエ・ジャンソニーは次のように語った。
「ニックをプジョープログラムに迎えられることを大変嬉しく思う」
「様々な分野での経験、技術的なアプローチ、そしてスピードは、チームにとって貴重な戦力となるだろう」
キャシディは早速、今週末のWECアメリカ戦終了後に実施されるメーカー合同テストで9X8 2024を初体験する予定だ。
#93 Peugeot Totalenergies Peugeot 9x8: Paul Di Resta, Mikkel Jensen, Jean-Eric Vergne
Photo by: Alexander Trienitz
キャシディのプジョー加入は8月初旬に半ば発表されていたようなモノだった。というのもキャシディがジャガーのフォーミュラEチームを去ることを7月の時点で発表した後、プジョーはInstagramのDMでのやり取りを公開し、新契約を匂わせていた。
「やあ、ニック! 素晴らしいFIAフォーミュラEシーズンおめでとう! 君は今、少し空き時間があるから、9月にオースティン域の飛行機を予約したよ。2025/2026のWEC計画について話し合おう。話に乗るかい?」
プジョーのメッセージに対してキャシディはセルフィー写真付きでこう返答した。
「ありがとう! ちょうどチケットを受け取ったよ!」
「この夏はリフレッシュする予定だけど、オースティンで会うのが待ち切れない。直に話をしよう!」
プジョーはWEC参戦4シーズン目を迎えるにあたり、ドライバーラインアップを大幅に刷新すると見られており、キャシディの加入はその前触れ。リザーブドライバーのテオ・プルシェールもオースティンの合同テストに参加予定で、フルシート獲得の候補に名を連ねているようだ。
複数の現行ドライバーは今シーズン末が契約の節目となっており、来季からWECハイパーカークラスにはヒョンデ傘下ジェネシスが参戦を開始。2027年からはフォードやマクラーレンもハイパーカークラスに加わるなどドライバー市場は活況を呈している。
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