WEC 24 Hours of Le Mans

苦戦続くプジョー、ル・マン24時間が”ターニングポイント”になる?「これまでで最高のレースだった」

プジョーは、ル・マン24時間レースでのパフォーマンスがWECハイパーカープログラムの”ターニングポイント”であると評価した。

Gary Watkins

Gary Watkins

公開日時: 2023/06/13 3:36

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#94 Peugeot Totalenergies Peugeot 9X8 of Loic Duval, Gustavo Menezes, Nico Muller

 プジョー・スポールのテクニカルディレクターであるオリビエ・ジャンソニーは、ル・マン24時間レースでプジョー9X8が一時レースをリードし、前半までは上位を走っていたことを受けて、これが”ターニングポイント”になると語った。

 プジョーのLMH車両である9X8は、2022年のWEC(世界耐久選手権)第4戦モンツァでデビュー。リヤウイングを排した独自のコンセプトで注目を集めたが、これまでは信頼性の問題が多く、そのパフォーマンスを十分に発揮することができていなかった。

 しかし7戦目にあたる今回のル・マン24時間レースでは、波乱の展開となったこともあってレースをリードするなど、速さを見せていた。

 このパフォーマンスに、ジャンソニーは「ターニングポイントとなる、これまでで最高のレースだった」と語った。

「レースペースもそうだし、とても良い場面もあった。この4年間の努力が報われ、誇りに思う」

「(ル・マンに)到着した段階での準備は、(前戦)6時間レースよりもはるかに優れたレベルにあった。これは今後のレースの準備という点でも重要な要素になるだろう」

 ジャンソニーは、ル・マンで優勝を争ったフェラーリ499PやトヨタGR010には及ばなかったとしながらも、「いくつかの時点では本当に接近していた」と指摘した。

 ただ、プジョーの2台はレース終盤に信頼性トラブルが発生。93号車は12周遅れの8位、94号車は30周遅れの27位と、結果としては上位に食い込むことができなかった。

 それでも、ジャンソニーは9X8の信頼性に満足感を示し、トラブルを直して完走にこぎ着けたチームの働きを称賛した。

「信頼性に関しては、いろいろなことが起こりうると思っていたが、20~21時間までは比較的スムーズだった」

 そうジャンソニーはレースを振り返った。

「チームを誇りに思う。彼らはマシンを修理して走らせるために、狂ったように戦っていたんだ」

「我々はサバイバルモードに入らなければならなかった」

 ポール・ディ・レスタ、ジャン-エリック・ベルニュ、ミケル・イェンセンの3人が乗るプジョー93号車は、21時間目まで5番手を走っていたがフロントカウルが吹き飛ぶトラブルが発生し、次にパワーステアリングに問題が発生して8位まで順位を下げた。

 グスタボ・メネゼス、ロイック・デュバル、ニコ・ミュラー組の94号車はメネゼスがレース序盤、雨の中をリード。レース開始から11時間が経過した時点でも3番手を走っていたが、デイトナシケインでコースオフ。クラッシュを喫し、修復が必要となった。

 94号車はさらに終盤エンジントラブルが発生。最後の1時間は大半をピットで過ごしたが、ファイナルラップでコースに戻り、ミュラーの手でフィニッシュを果たしている。

 

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