WEC

ポルシェ&アウディ、LMDhマシン開発でマルチマチックと提携

2023年にル・マン24時間レースを含むスポーツカーレース最高峰クラスに復帰するポルシェとアウディは、LMDh規定のマシンを開発する上で、マルチマチックと提携することを発表した。

Rachit Thukral

Rachit Thukral

編集: 2021/05/23 9:13

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Porsche Motorsport LMDh

 ポルシェおよびアウディは、LMDhのプロトタイプマシンで2023年から耐久レースの最高峰に参戦することを目指している。LMDhのマシンは次世代LMP2のマシンをベースとしており、各メーカーはLMDhのマシンを開発する上でLMP2の公認シャシーマニュファクチャラーであるオレカ、マルチマチック、ダラーラ、リジェの4社のいずれかと提携する選択肢が与えられる。

 ポルシェは、大成功を収めた919ハイブリッドの後継となる新たなフラッグシップマシンのベースとして、マルチマチック社の次世代LMP2シャシーを選んだことを認めた。また、フォルクスワーゲングループの姉妹ブランドであるアウディもマルチマチックと提携することを明らかにしている。

 世界耐久選手権(WEC)のLMP1時代には独自にマシンを開発し、直接対決を繰り広げていた両ブランドだが、LMDhプログラムにおいては協力関係を強めることになると予想される。

#2 Porsche Team Porsche 919 Hybrid: Romain Dumas, Neel Jani, Marc Lieb, #8 Audi Sport Team Joest Audi R18: Lucas di Grassi, Loic Duval, Oliver Jarvis

#2 Porsche Team Porsche 919 Hybrid: Romain Dumas, Neel Jani, Marc Lieb, #8 Audi Sport Team Joest Audi R18: Lucas di Grassi, Loic Duval, Oliver Jarvis

Photo by: Porsche Motorsport

 ポルシェのモータースポーツ担当副社長であるフリッツ・エンツィンガーは、次のようにコメントした。

「マルチマチック社は、我々にとって最も明白で論理的なソリューションだ」

「我々は、この尊敬すべき会社とその経験豊かなプロフェッショナル・チームを長年にわたって知っており、彼らの仕事の質の高さに絶対の自信を持っている」

「我々は、この会社とまったく新しいビジネス関係を築く必要はなく、すぐにスタートを切ることができる。これは、新しいレーシングカーの開発には欠かせないことだ」

 またポルシェは先日、チーム・ペンスキーとの提携を発表した。ポルシェのLMDhファクトリーレースプログラムは、米国ノースカロライナ州ムーズビルにあるペンスキーの本社を拠点とするが、マルチマチックの拠点の一部が近いこともメリットになるとエンツィンガーは話した。

「また、チームパートナーのペンスキーと同様に、マルチマチック社の一部がノースカロライナ州のムーズビルに拠点を置いていることも、計り知れないメリットとなっている」

「近距離で直接コミュニケーションがとれることは、将来のLMDhプロトタイプの開発やレース活動において、非常に大きな助けとなるだろう」

 WECやIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のLMP2クラスでは、オレカ製のマシンを使用するチームが多く、マルチマチックがライリー・テクノロジーズと共同開発した現行LMP2シャシーはごく少数派だ。

 そして、マルチマチックのLMP2マシンはIMSAのDPiクラスを走るマツダのRT24-Pのベースとなっている。そのマツダが今シーズン限りでプロトタイプカーのレース活動を終了。マルチマチックはポルシェとの新たなタイアップを始める体制が整うわけだ。

 ポルシェやアウディに加え、フェラーリも2023年にWECおよびル・マン24時間レースに復帰する予定だが、LMDhではなく独自に開発を行なうことができるWECのLMH規定に基づいたマシンを使用するとしている。

 2023年のル・マンは、すでにLMHマシン『GR010』をデビューさせているトヨタ、WECデビューを控えているグリッケンハウス『007 LMH』、2022年に耐久レース最高峰にLMHマシンで復帰するプジョーなども含め、多くのメーカーが競い合うことになりそうだ。

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 グリッケンハウス、WEC第2戦ポルティマオは“1台のみ”エントリーへ。第3戦以降は2台体制を予定

次の記事 平川亮、WECポルティマオ後にトヨタGR010を初ドライブ。スーパーフォーミュラSUGOは欠場へ

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Rachit Thukral



FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

WEC

WEC

Fuji

8 時間前

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」



「同じ武器でマルク・マルケスを倒したい」ドゥカティ移籍のアコスタ、KTMからの引き止めも断ったその理由

MotoGP

MotoGP

日本GP

19 時間前

「同じ武器でマルク・マルケスを倒したい」ドゥカティ移籍のアコスタ、KTMからの引き止めも断ったその理由



マーベリック・ビニャーレス、日本GPでMotoGPに復帰へ「バイクに乗ってレースするのが待ちきれない」

MotoGP

MotoGP

日本GP

1 日前

マーベリック・ビニャーレス、日本GPでMotoGPに復帰へ「バイクに乗ってレースするのが待ちきれない」

最新ニュース



フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

7 時間前

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?



FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

WEC

WEC WEC

Fuji

8 時間前

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」



ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす

F1

F1 F1

バーレーンGP

9 時間前

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす



日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

9 時間前

日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録