WEC

”LMHとLMDhの統一”がスポーツカーの長期的な目標に? ポルシェ、ハイブリッドの将来も見据える

ポルシェのトーマス・ローデンバッハは、スポーツカーレースにとって長期的な次のステップは、プロトタイプクラスをひとつのルールに統一することだろうと語った。

Charles Bradley

Charles Bradley

公開日時: 2023/01/18 22:45

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

#7 Porsche Penske Motorsport, Porsche 963, GTP: Mathieu Jaminet, Michael Christensen, Nick Tandy

 ポルシェモータースポーツのトーマス・ローデンバッハ代表は、LMDh車両のデビューを前に、スポーツカーにおける長期的な目標は、LMHと統一しひとつのルールにすることだと語った。

 1月28~29日に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦デイトナ24時間レースで、LMDh車両がデビューする。この車両はFIA世界耐久選手権(WEC)にも参戦可能であり、ポルシェは両シリーズに参戦することができる。

 WECではトヨタやフェラーリ、プジョーといったLMH車両と競い合うことになる。両ルールには様々な違いがあり、LMH車両はフロントアクスルにハイブリッドシステムを搭載できるが、LMDhではハイブリッドシステムは共通であり、リヤアクスルのみにパワーを供給できるといった車両特性上の違いもある。

関連ニュース:

 当面はIMSAやFIA、ル・マン主催者のACO(フランス西部自動車クラブ)が性能調整によって両ルールのバランスをとるが、数年後に性能が収束してくれば、その必要も無くなってくると、ローデンバッハは考えている。

「長期的には、このふたつのクラスを再び統一することを考えるべきだろう」と彼はmotorsport.comに語った。

「IMSAとWECでレースができるように収束したのは素晴らしいことだ」

「とはいえ、少なくともWECではふたつのカテゴリーをバランスさせなければならないということだ。そうすると、みんなが同じルールでやるよりもずっと難しくなる。そういうものなのだ」

「このふたつのクラスが生まれた後に収束したのだから、誰も悪くない。長期的には、ふたつの異なるアプローチをなくしたいと思っている」

 ローデンバッハは、LMDhのハイブリッドシステムのポテンシャルを高めることが賢明な方向性であるとしながらも、自動車業界のニーズによって将来的に完全な電動化が必要になる可能性があることを認識している。

「LMDhを出発点として、パワートレインの電気的な部分を増やしていくことは、いつでも可能だと思う」

「次のステップは、もっと自由度を高めて、パワートレインの電気部分をより重要視するために、出力やバッテリーシステムを拡張していくことかもしれない」

「いつか……明日とは言わないがバッテリーEVにするかしないかを決めなければならない状況にあるかもしれない。もちろん、最も重要なのはその航続距離だ。だから長距離レースが完全に電動化されるのは、おそらく最初ではないだろう」

「しかし今はハイブリッドがある。将来に向けて、そこから発展させることができる」

「長期的には、大きなステップを踏む必要があるかもしれない。このシステムでどこまで行けるか、見てみよう」

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ホンダF1第2期の”魁”スピリットF1チーム共同創設者のジョン・ウィッカムが亡くなる。享年73歳

次の記事 マクラーレン、WEC参戦の可能性は未だ消えず。F1の予算制限が追い風も「準備ができていない」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Charles Bradley



ミカ・ハッキネンが生死を彷徨った30年前の大事故。速さは失わなかったが、短命F1キャリアのきっかけに「もう運試しはやめようと思った」

F1

F1 10 ヵ月前

ミカ・ハッキネンが生死を彷徨った30年前の大事故。速さは失わなかったが、短命F1キャリアのきっかけに「もう運試しはやめようと思った」



”空力の鬼才”の名は伊達じゃない! エイドリアン・ニューウェイが手掛けたF1マシン傑作選

F1

F1 2024/09/10

”空力の鬼才”の名は伊達じゃない! エイドリアン・ニューウェイが手掛けたF1マシン傑作選



目まぐるしく変わるアロー・マクラーレンのドライバー……悪評は全てパロウのせい? ブラウンCEOが指摘「あの契約問題で不当なレッテルがついた」

IndyCar

IndyCar 2024/07/30

目まぐるしく変わるアロー・マクラーレンのドライバー……悪評は全てパロウのせい? ブラウンCEOが指摘「あの契約問題で不当なレッテルがついた」

最新ニュース



フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

3 時間前

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?



FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

WEC

WEC WEC

Fuji

4 時間前

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」



ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす

F1

F1 F1

バーレーンGP

5 時間前

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす



日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

5 時間前

日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録