ポルシェ、2023年シーズンのWEC&IMSA参戦ドライバーラインナップを発表。強力布陣で耐久の頂点目指す
ポルシェは、来季のFIA世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で新型LMDh車両『963』を走らせるドライバーのラインナップを発表した。
ポルシェは、2023年からFIA世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)にポルシェ・ペンスキー・モータースポーツとして新開発のLMDh車両『963』を投入する。
これまでポルシェはマシンを走らせるドライバーこそ発表していたものの、彼らの配属は明かされてこなかった。
しかし、今回ふたつのシリーズに2台ずつで参加する10名のドライバーを、どのように振り分けるかを発表した。
WECの5号車にはデイン・キャメロン、ミカエル・クリステンセン、フレデリック・マコヴィッキィ。6号車にはアンドレ・ロッテラー、ケビン・エストレ、ローレンス・バンスールが乗り込むこととなる。
一方IMSAの6号車には、ニック・タンディとマシュー・ジャミネ。7号車にはフェリペ・ナスルとマット・キャンベルが乗ることとなった。
また、963の初陣となる2023年1月のIMSA開幕戦ロレックス・デイトナ24時間レースでは、6号車にキャメロン、7号車にクリステンセンがサードドライバーとして参加することとなった。ただ、デイトナ以降のセブリング戦やワトキンスグレン戦、プチ・ル・マン戦といった耐久ラウンドにキャメロンとクリステンセンが参加するかどうかについては明らかになっていない。
なお来季から、JOTAがWEC、JDC-ミラー・モータースポーツがIMSAにポルシェのカスタマーチームとして参戦。プロトン・コンペティションもカスタマープログラムに加わることが決まり、WECとIMSAそれぞれで1台ずつを走らせることとなった。
ただ、サプライチェーンの問題によりカスタマー供給に遅れが発生しており、カスタマーマシン投入は最速で、WECのスパ戦、IMSAではラグナセカ戦となるようだ。
#7 Porsche Penske Motorsport, Porsche 963, GTP: Mathieu Jaminet, Michael Christensen, Nick Tandy
Photo by: Porsche
ポルシェはまた、ドイツ・ヴァイザッハの開発施設で行なわれた表彰式「ナイト・オブ・チャンピオン」で、ジャンマリア・ブルーニ、ロマン・デュマ、リヒャルト・リエツ、トーマス・プライニングを2023年のファクトリードライバーとして続投させることを発表した。
発表では、彼らが参戦するプログラムについては現在調整中とのことだ。
ポルシェ・フォーミュラEチームでは、パスカル・ウェーレインに加えて、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタが来季から加入。新導入の『99XエレクトリックGen3』を走らせる。
昨年のカレラカップ・ドイツを制したジュニアドライバーのローリン・ハインリッヒは、ファクトリードライバーの”フルステータス”から1ランク下の契約ドライバーとなった。
ジュニアドライバーとしては、2022年のポルシェ・スーパーカップとカレラカップ・ドイツの両方で4位となったバスティアン・ブウスが選出された。
そして2022年シーズンのドイツ・ツーリングカー選手権にティモ・ベルンハルトのチーム75モータースポーツから参戦していたプライニング、SSRパフォーマンスから参戦していた契約ドライバーのデニス・オルセンは2023年も継続してシリーズを走ることとなった。ただ、2023年から投入予定の992型の新型『911 GT3 R』がどのチームから登場するかについては明らかにされていない。
なお、ポルシェはニュルブルクリンク24時間レースにもファクトリープログラムとして参戦。クリステンセンやエストレ、マコヴィッキィ、タンディ、プライニング、そして契約ドライバーのひとりである元ポルシェ・ジュニアのアイハンカン・グウェンが、マンタイチームを中心としたプログラムに参加する予定だ。
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