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平川亮、初体験のハイパーカーに少々手を焼くも「たくさんの経験を積むことができた」とテストに満足げ

TOYOTA GAZOO Racing WECチームのテストに参加した平川亮は、初体験のハイパーカーの感触に少し驚いたようだが、様々なプログラムをこなせたことへの充実感も口にした。

Ryo Hirakawa, TOYOTA GAZOO Racing

写真:: TOYOTA GAZOO Racing

 国内最高峰カテゴリーであるスーパーGT(GT500)とスーパーフォーミュラに参戦中の平川亮は、6月15日〜17日にかけて行なわれたTOYOTA GAZOO Racing WEC(世界耐久選手権)チームのテストに参加し、同チームのハイパーカー『GR010 ハイブリッド』を初ドライブした。平川にとっても様々な発見や驚きがあったようだが、彼は「良いテストだった」と総括した。

 テストの舞台となったのは、2021年シーズン第2戦ポルティマオが行なわれたポルトガルのアルガルヴェ・サーキット。6月13日の決勝レースの2日後からテストが開催されたが、平川はレースウィークからチームに帯同してスタッフとコミュニケーションをとり、テストに向けての準備を進めていった。

 迎えたテストでは夜間走行に加え、ウエットコンディションでも走行するなど、様々な経験を積めた様子。またトヨタが昨季まで最高峰クラスに投入していたマシン『TS050 ハイブリッド』をテストした経験がある平川は、TS050とGR010のフィーリングの違いにも驚きを感じたようだ。

 テストを総括して、平川は次のように語った。

「前のマシン(TS050)よりも運転しやすいだろうと思っていましたし、シミュレータでもそれほど難しい印象はありませんでしたが、少しだけ苦戦しました」

「最初に乗った時、ブレーキのマネジメントが難しくて驚きました。(回生システムの)モーターがフロントにしかないので、コーナーを攻める時に簡単にフロントがロックします。そこが一番苦労した点で、何度もロックアップしたのでそこは改善の必要があります」

「それ以外に関しては、チームとのコミュニケーションも円滑にとれました。2016年、2017年にいたメンバーの何人かは知っていますからね。3日間で200周以上走りましたが、かなりの走行距離ですね!」

Ryo Hirakawa, TOYOTA GAZOO Racing

Ryo Hirakawa, TOYOTA GAZOO Racing

Photo by: TOYOTA GAZOO Racing

「2日目には、2017年のル・マン以来となる夜間走行もしました。これも適応しないといけないことのひとつです。そして3日目は雨だったりと、色んなことが起きましたが、一歩一歩改善していきました。たくさんの経験を積むことができたので、とにかく良いテストだったと思います」

 今回のテストでチームに好印象を与えられたと思うか? という質問には「だといいですね!」と答えた平川。TOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンからも様々なフィードバックを受け取ったと語った。

「パスカルからレポートをもらいましたが、彼は良い点と悪い点を教えてくれました。彼らからどう評価されたかは分かりませんが、それほど悪くはないと思いますし、その一方で改善すべき点もあると思います」

「レギュラードライバーと同じラップタイムを出すことができず、コンマ3秒ほど遅かったです。でも彼らはテストの前にそこでレースをしていたので、多少アドバンテージがあったかもしれませんね。ポルティマオは富士などとは違ってミスをすると簡単にクラッシュしてしまうコースなので、一歩一歩慎重に進めていく必要がありました」

 平川はSNSを通して「今後は世界とも戦っていきたいですね」と力強く綴っていたが、チームはそんな平川をどう評価したのか? バセロンは次のようにコメントした。

Ryo Hirakawa, TOYOTA GAZOO Racing

Ryo Hirakawa, TOYOTA GAZOO Racing

Photo by: TOYOTA GAZOO Racing

「ポルティマオテストにて、亮に初めてGR010 ハイブリッドを走らせる機会を与えられて嬉しく思う」

「彼はポルティマオに滞在し、レースウィーク中もチームに帯同してレースドライバーと共に時間を過ごし、ミーティングに参加したりしてテストへの準備を進めていた」

「予想通り、彼はプロフェッショナルなパフォーマンスを見せ、我々のテストプログラムにポジティブな形で貢献してくれた。亮は多くのポテンシャルを秘めた若いドライバーであり、我々は彼の将来に貢献できることを楽しみにしている」

 

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