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強いトヨタが戻ってきた。WEC参戦100戦目で50勝目……驚異の勝率5割! 小林可夢偉「目標を達成できるよう全力で挑む」

WECの2026年シーズン開幕戦がイモラ・サーキットで行なわれ、トヨタ・レーシングの8号車TR010が優勝した。

#7 Toyota Gazoo Racing Toyota TR010: Mike Conway, Kamui Kobayashi, Nyck De Vries, #8 Toyota Gazoo Racing Toyota TR010: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa

#7 Toyota Gazoo Racing Toyota TR010: Mike Conway, Kamui Kobayashi, Nyck De Vries, #8 Toyota Gazoo Racing Toyota TR010: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa

写真:: FIA WEC / DPPI

 トヨタ・レーシング(TOYOTA Racing)は、WEC(世界耐久選手権)の2026年シーズン開幕戦イモラ6時間レースで、2番グリッドからスタートした8号車(セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮)が優勝。WEC参戦100戦目という節目のレースで、通算50勝目を挙げた。

 小林可夢偉チーム代表は、「今後のシーズンに向けた大きな自信に繋がった」とコメントを寄せた。

 イモラ6時間レースでトヨタは、フェラーリを相手に熾烈な優勝争いを繰り広げた。レース序盤こそフェラーリ勢に1-2体制を築かれる苦しい展開となったが、攻めた戦略、そしてセーフティカーのタイミングが追い風となり、8号車が首位に。そのまま逃げ切り、最終的にはフェラーリに13秒の差をつけてトップチェッカーを受けた。7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリーズ)も3位に入った。

 昨シーズンは最終戦で優勝したものの、それ以外は表彰台すら獲得できない苦しい1年を過ごしたトヨタ。今季はマシンがTR010 Hybridにアップグレードされ、チーム名もTOYOTA GAZOO RacingからTOYOTA Racingに一新した。

 その初戦イモラで、ライバルに打ち勝っての勝利は、まさに幸先の良いスタートとなったと言えるだろう。しかも今回のレースはWEC参戦100戦目、そして50勝目を手にした。WECでの通算勝率50%というのは、まことに驚異的である。

「できる限りベストな結果を持ち帰るため、あらゆることに挑戦しました。レース自体はスムーズでしたが、ポジションを上げるためのチャンスを見つけるのは簡単ではなく、厳しい戦いでした」

 小林代表はレース後のプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「そんな中でも2台揃って表彰台に上がり、開幕戦を勝利で飾ることができ、大変うれしく思います。何より、マシンの競争力を感じられたことが、今後のシーズンに向けた大きな自信につながりました」

「TR010 HYBRIDを作り上げ、そして本日のレースを完遂してくれたチーム全員に心から感謝します。次戦はスパで、その先に長いシーズンが続きますが、今季掲げた目標を達成できるよう全力で取り組んでいきます」

 また勝った8号車の面々も、喜びのコメントを発表している。

「これ以上の結果は望めない一戦でした。100戦目の節目を50勝目で飾ることができ、歴史に残るレースとなりました」

 平川はそう語った。

「今年はチームのアイデンティティを一新し、TR010 HYBRIDがデビューしました。最高の形でシーズンをスタートさせるため、全員が全力を尽くしました。昨年は本当に悔しいシーズンで、誰一人満足していませんでしたが、今年は確実に前進できています。そのことをとてもうれしく思います。チームの皆さん、本当によくやってくれました」

 またベテランのブエミもこう語り、地元フェラーリをやっつけたことを喜ぶ。

「100戦目のレースで50勝目を挙げ、フェラーリの地元であり、TR010 HYBRIDのデビュー戦という舞台で勝利できたことは、本当に素晴らしいストーリーです」

「東富士とケルンのチームが成し遂げた仕事には、大きな称賛を送りたいです。2025年の厳しいシーズンを経て、彼らが見せた立て直しは見事でした。もちろん、まだシーズンの初戦ではありますが、チーム全員に心からお祝いを伝えたいです。本日のレース運びは完璧で、皆を誇りに思います」

 ハートレーも、忘れられない1日になったと語った。

「信じられないほど素晴らしい気持ちです。TR010 HYBRIDは走り出す前から速さを感じさせていましたが、デビュー戦でいきなり勝利を挙げることができました。この初戦に向けて、チームは何ヵ月も準備を重ねてきました」

「本日はまさにチーム一丸となって成し遂げた勝利で、このような気持ちでレースに勝てる機会はそう多くありません。イモラには素晴らしい観客が集まり、表彰台は忘れられない瞬間となりました。本当に特別な一日です」

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