WEC
WECモンツァのBoP発表。デビュー戦のプジョー、トヨタより時速40km早くハイブリッド展開可能に
WEC第4戦モンツァのハイパーカークラス性能調整が発表され、これがデビューとなるプジョー9X8のハイブリッド出力は時速150kmから展開可能となった。

Gary Watkins
編集: 2022/07/08 15:17
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

FIA世界耐久選手権(WEC)は、第4戦モンツァ6時間のハイパーカークラスの性能調整(BoP)を発表した。
これがデビュー戦となるプジョー9X8は、フロントアクスルに搭載されたモータージェネレーターのパワーを、ドライ&ウエットの両コンディションで時速150kmから発揮できることになった。
トヨタのGR010は、この数値が時速190kmからとなっているため、プジョー9X8はトヨタより早いタイミングでハイブリッドパワーを使えることになる。
この展開速度の差は、それぞれのマシンが履くタイヤのサイズによって決まっているという。プジョーはフロントとリヤに幅14インチのミシュランタイヤを装着。一方、トヨタは今季タイヤサイズを変更。前後14インチ同じからフロント13.5インチ、リヤ15インチに変更した。
Read Also:
Peugeot 9x8
Photo by: Peugeot Sport
プジョー・スポールのLMHプログラム・テクニカルディレクターであるオリビエ・ジャンソニーは、5月に9X8を発表した際に、トヨタとはハイブリッドの展開速度が異なることを期待していると語っていた。
「シミュレーションの結果、タイヤサイズの違いによって展開速度が異なることがわかった」
「我々の速度はもっと低いかもしれないが、効果は同じだろう」
LMH車両がフロントアクスルMGUのパワーを使用できる最低速度は、4輪駆動の利点を緩和するために、2022年からBoPで調整できるようになった。従来はドライで時速120km、ウエットで時速150kmだった。
この変更により、LMH車両はごく一部のコーナーとストレートでしかハイブリッドパワーを使えないようになった。
ジャンソニーの説明によると、コーナーからの加速において、プジョーはトヨタよりもリヤタイヤの幅が狭いため、加速初期のトラクションが少なく、ハイブリッド展開速度の最小値を低くする必要があるという。
その他、最低車両重量に関してはプジョー9X8がトヨタGR010よりもわずかに重くなっている。トヨタGR010は6月のル・マンより1kg重い1071kgとなっているが、プジョー9X8は1079kgとされている。
また最大出力は、プジョー9X8が515kW(691bhp)、トヨタGR010が513kW(688bhp)となっている。
もう1台のハイパーカーであるグリッケンハウスは、今回大幅にパワーアップがなされている。技術規則で定められたクラス最高出力520kW(697bhp)を上回る533kW(715bhp)が認められている上、重量はクラス最小の1030kgに据え置かれている。
旧規定にあたるLMP1車両で参戦しているアルピーヌのA480は、モンツァでは428kW(574bhp)の出力が許されており、最低重量は952kgで変更はない。
Read Also:
- グリッケンハウス、カラーリング一新! モンツァから鮮やかなスカイブルーを使用
- ポルシェ963、今年中のWECデビューなるか? WEC最終戦の出場は「テストが順調に進めば……」
- ポルシェ、来季WEC&IMSAデビューのLMDhマシン『963』をフル公開。ドライバーにはロッテラーの名も
- フェラーリ、2023年投入予定のハイパーカーの予告イメージ公開。デザインは「”跳ね馬”の血統を際立たせたスタイル」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 グリッケンハウス、カラーリング一新! モンツァから鮮やかなスカイブルーを使用
次の記事 フェラーリ新型LMH車両、フィオラノ初走行を激写!「これは紛れもなくフェラーリ」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Gary Watkins

ジェネシスが初ポール獲得! タイトル狙うトヨタ8号車が2番グリッド確保|WECバルセロナ6時間予選
WEC
WEC
Barcelona
2 日前
ジェネシスが初ポール獲得! タイトル狙うトヨタ8号車が2番グリッド確保|WECバルセロナ6時間予選

マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?
F1
F1 2 ヵ月前
マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?

未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」
WEC
WEC
24 Hours of Le Mans
4 ヵ月前
未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」
最新ニュース

ホンダ、記念すべき500戦目に挑む。折原エンジニア「現在のパッケージのポテンシャルを最大限に発揮できるよう全力で挑みます」
F1
F1 F1
アメリカGP
24 分前
ホンダ、記念すべき500戦目に挑む。折原エンジニア「現在のパッケージのポテンシャルを最大限に発揮できるよう全力で挑みます」

マクラーレン、3連戦でアップデート投入。2027年型マシンの基礎に「基本コンセプトのいくつかを検証したい」
F1
F1 F1 1 時間前
マクラーレン、3連戦でアップデート投入。2027年型マシンの基礎に「基本コンセプトのいくつかを検証したい」

ホンダ、今週末のアメリカGPでF1参戦通算500戦目! 記念ロゴをアストンマーティンAMR26に掲出。HRC渡辺社長「夢と感動をお届けできるよう挑戦を続ける」
F1
F1 F1
アメリカGP
2 時間前
ホンダ、今週末のアメリカGPでF1参戦通算500戦目! 記念ロゴをアストンマーティンAMR26に掲出。HRC渡辺社長「夢と感動をお届けできるよう挑戦を続ける」

ホンダ、クアルタラロのチームメイトをディオゴ・モレイラに決定! 日本GPスプリントで2位の活躍
MotoGP
MGP MotoGP 3 時間前
ホンダ、クアルタラロのチームメイトをディオゴ・モレイラに決定! 日本GPスプリントで2位の活躍
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録