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ラリー・スウェーデン:ロバンペラ、トヨタにハイブリッド時代初勝利もたらす。勝田貴元4位

WRC第2戦ラリー・スウェーデンが開催され、トヨタのカッレ・ロバンペラが総合優勝を果たし、チャンピオンシップのポイントリーダーとなった。

Kalle Rovanperä, Jonne Halttunen, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1

写真:: Toyota Racing

 2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦のラリー・スウェーデンは、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(以下トヨタ)のカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組が総合優勝を果たした。

 昨年はコロナ禍の影響で中止となったラリー・スウェーデン。今季は2019年よりも開催地が北に移動し、より厳しいスノーコンディションでの戦いとなった。開幕戦モンテカルロで優勝争いを展開したセバスチャン・ローブ(M-スポーツ・フォード)やセバスチャン・オジェ(トヨタ)は今回エントリーしておらず、トヨタは3台目のドライバーとしてエサペッカ・ラッピを起用している。

 新レギュレーションが導入され、ハイブリッド化されたWRCカーが初めてフルスノーイベントに挑んだが、初日から波乱万丈なラリーとなった。

 開幕戦で好調だったクレイグ・ブリーン(M-スポーツ・フォード)が競技初日のステージ2でスピン。さらに高速区間の林道でクラッシュし、赤旗が掲示される事態となった。

 ヒョンデのオット・タナクは、SS1とSS5で最速タイムをマークする速さを見せたが、SS5のラスト10kmでハイブリッドユニットに問題が発生した。SSは走りきったタナクだがマシンに赤い警告灯が点灯し、ロードセクションでマシンストップを余儀なくされた。

 レギュレーションでは、ハイブリッドユニットのサプライヤーであるコンパクト・ダイナミクスが安全宣言をするまで、チームはマシンに触れることができず、安全のためにマシンをリタイアさせることになっているのだ。

 ヒョンデは、オリバー・ソルベルグにスロットルのトラブルが起きた他、トップ争いを展開していたティエリー・ヌービルにもハイブリッドシステムの問題が発生し、後退を余儀なくされてしまう。

 ライバルにトラブルが続いたこともあり、トヨタの4台がトップ5に食い込むという状況で競技最終日の27日(日)を迎えた。総合首位はロバンペラ。8.3秒差でエルフィン・エバンス(トヨタ)が続き、21.7秒遅れの3番手にヌービルが続いた。4番手にはエサペッカ・ラッピ(トヨタ)、5番手にはTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationの勝田貴元がつけたのだ。

 しかしエバンスは、土曜夜の最終ステージSS15の最終コーナーでクラッシュし、雪壁を乗り越えてしまった。そのままコース外を走行してフィニッシュしたエバンスは、これで10秒のタイム加算ペナルティを受けた。

 さらに日曜朝のオープニングステージであるSS16で追い上げようとプッシュしたエバンスは、スタートから約7kmの地点でスピン。マシンは雪壁と当たりながら激しく回転してしまい、フロント部分に大きなダメージを受けたエバンスは、リタイアとなった。

 これで、ロバンペラは21.6秒のリードを持って最終パワーステージSS19に臨むことになった。今回のラリーを通じてステージ優勝6回と安定した速さを見せつけたロバンペラにとって、21.6秒はセーフティリード。トラブルでハイブリッドのアシストが使えない状態だったが、最後のステージを危なげなく走りきったロバンペラが、ハイブリッド時代に入って初の勝利をトヨタにもたらした。

 2番手のヌービルと3番手のラッピは3.7秒差と僅差でパワーステージへ。ワンミスで順位が入れ替わるという状況だったが、先に出走したラッピは無理をせず。最終的にヌービルがラッピの8.6秒前の2位でラリーを終えた。

 開幕戦モンテカルロに続いて苦しんだヒョンデだが、ヌービルが今季初のトップ3フィニッシュを果たしたことは、ひとつポジティブな要素となった。

 ラッピは、今回のラリーが2018年まで所属した古巣トヨタへの復帰戦だったが、開幕戦でハイブリッドマシンを体験していないという不利をものともせず、3位表彰台を獲得した。

 勝田は、初日にスタックし観客の助けを借りる場面もあったが、以降は大きなミスもなく、難しいラリーを総合4位でフィニッシュしてみせた。

 なお、パワーステージのSS19ではトップ5にボーナスポイントが与えられるが、最速はタナクで5ポイント獲得。以下ロバンペラ、ヌービル、勝田、ブリーンまでがボーナスポイントを手にしている。

 
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