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ラリージャパンで3位表彰台の勝田貴元「プレッシャーもあったけれど楽しかった」……母国戦を戦ったことで、彼は強くなった

WRC第13戦ラリージャパンで3位表彰台を獲得した勝田貴元。彼は母国戦を戦ったことで、ドライバーとしてひと回り強くなったようだ。

Takamoto Katsuta, Aaron Johnston, Toyota Gazoo Racing WRT NG Toyota GR Yaris Rally1

写真:: Red Bull Content Pool

 2022年のWRC(世界ラリー選手権)第13戦ラリージャパンは11月13日、最終日となるデイ4が開催され、ヒョンデのティエリー・ヌービルが優勝を果たした。しかし今大会の主人公といえば、やはり日本人ドライバーの勝田貴元(トヨタ)だった。彼は母国ラリーで3位入賞を果たし、目標の表彰台を獲得した。

 勝田にとってこのラリージャパンは、待ち焦がれていた母国イベントだった。その一方で、彼にのしかかるプレッシャーも大きかったに違いない。第12戦のスペイン戦を終えた勝田はすぐに日本へ帰国し、ラリージャパンに向けたプロモーション活動や取材に対応。ラリー・ウィークは楽しみと同時に苦しかったかもしれない。

 デイ3の「Okazaki City」を終え最終サービスへ向かうTC(タイムコントロール)で、「どうして、あんなに遅れているのか、理解できない!」とチームスタッフに強い口調で話すなど、珍しく苛立つ様子を見せていたが、それもプレッシャーの現れだったのではないだろうか?

 それでも勝田は冷静だった。メンタルトレーニングの成果が現れているのだろう。デイ4のドライビングはもちろん、メディアに対する振る舞いはトップアスリートのそれと違わないモノとなった。勝田はドライビングスキルだけでなく、パーソナリティの部分でも確実に強くなっているようだ。

「3年前にラリージャパンが開催されていたら、表彰台は狙えなかった。そういった意味ではいい準備期間だったと思います」

 同時にデイ4の最終TCで数多くの取材陣に囲まれた時、プレッシャーから解放され、万感の想いが溢れ出してきたのだろう。フラッシュに照らされた勝田の目頭は赤くなっていた。このことからも、彼がいかにこのラリージャパンで綱渡りのような走りをしてきたかが伺えた。

 このラリー・ウイーク、筆者はずっと気になっていた質問を勝田になげかけてみた。

「母国イベントを楽しめた?」

 勝田は笑いながらこう答えた。

「プレッシャーもあったけれど楽しかったです」

 しかし2022年のラリージャパンで表彰台を獲得したことで、「次は優勝」という気持ちが強くなったことだろう。

 この母国イベントで勝田はさらに強くなった。だからこそ2023年のWRC、そして2度目のラリージャパンでの勝田の活躍が楽しみでならない。

 
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