アレックス・マルケス、FP2の転倒は“楽観的すぎた”ルーキーミスと反省
レプソル・ホンダのアレックス・マルケスはMotoGP第2戦スペインGPのFP2で転倒を喫したが、彼は午前中のFP1で好調だった後「楽観的すぎた」ことが原因のルーキーミスだったと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGPに参戦する3人のルーキーのうち、特に注目を集めているのがレプソル・ホンダのアレックス・マルケスだ。
そのアレックスはシーズン再開を迎えたMotoGP初戦、スペインGPのFP2で転倒を喫した。彼にとっては15日に行なわれたオフィシャルテストでの転倒に続くものだ。
アレックスはFP1では最終的に16番手タイムだったものの、セッション中盤には兄のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に引っ張られる形で10番手に食い込むシーンもあり、概ね順調に見えた。
しかし転倒した午後のFP2では、気温、路面温度共に上昇しコンディションが大きく変化したことが、アレックスの転倒の原因になっていたようだ。
「あのクラッシュは、僕が楽観的すぎたんだ」と、アレックスは転倒を振り返った。
「朝からとてもいいリズムだったことで、ルーキー(としてありがちな)ミスをしてしまった」
「FP1からFP2でグリップはかなり変化していて、僕は少しだけワイドに(コーナーへ)入ってしまった。だけど良い感じのラップだったから、ラインに寄ろうとした。でもバンク角がちょっと深すぎて、路面も汚れていたことでフロントのグリップを失ってしまった」
「そのことで午後の計画がちょっと狂ってしまった」
アレックスの転倒から10分後には、兄のマルクも同じくフロントのグリップを失ってクラッシュを喫している。またLCRホンダのカル・クラッチローも、同じ原因でクラッシュ寸前だったと認めている。
クラッチローはホンダの強みがコーナー進入にあるにも関わらず、フロントタイヤのマネジメントが非常に難しいモノであると、その遠因を説明した。
「僕も最終ラップで転倒しかけたんだ」
クラッチローはmotorsport.comにそう語った。
「フロントエンド(の反応)が際どいものだった。それが最終ラップで転びそうになった理由だ。ちょうどマルクと一緒だ。ターン2でフロントのグリップを失ったんだ」
「僕はブレーキを離して、転ばないことを祈った。だけど知っての通り、マルクはバンクを維持して、(肘で)立て直そうとしていたんだ。でもこれが重要なことで、これがホンダのマシンでもある。このバイクはフロントをうまく対処していくことが非常に重要なんだ」
「それはここ何年かでもわかっていたことだ。コーナーへ突っ込めることはホンダの強みだけど、弱点でもある。なぜならプッシュし続けなくてはいけないからだ。そしてそれがタイムを稼ぐ唯一の方法でもあるんだ」
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