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アルピーヌF1、イモラに向け空力アップデートを準備。バーレーンで見つかった弱点の解消を目指す

アルピーヌは今季のマシンが抱えている弱点により、ポイントを獲得するために必要なパフォーマンスが足りていないと考えており、空力アップデートでその解消を狙っているようだ。

Fernando Alonso, Alpine A521, Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C41

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 アルピーヌは、2021年シーズンのF1開幕戦バーレーンGPでフェルナンド・アロンソ、エステバン・オコン共にポイントを獲得できないという厳しい結果に終わった。

 アロンソはブレーキダクトにサンドイッチの包み紙が詰まるというトラブルに見舞われリタイア。オコンは予選で黄旗の影響を受け、16番グリッドからの追い上げを目指したが、13位とポイント圏内に届かなかった。

 しかしそんなドラマがなくても、アルピーヌは中団争いのライバルであるマクラーレンやフェラーリ、アルファタウリを脅かすだけのペースを持っていないように見える。そのためアルピーヌは、バーレーンで見つかった弱点を解消すべく、開発を推し進めることを計画している。

 チームのエグゼクティブ・ディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、次のように述べている。

「バーレーンでは、我々のパッケージの弱点がいくつか確認されたが、これを改善して中団で戦うために現在不足しているコンマ数秒を獲得するために努力している」

 アルピーヌは、今週末イモラで開催される第2戦エミリア・ロマーニャGPで空力パーツのアップデートを行なうことを計画。また金曜日のフリー走行では、さらなる改良に向けてどのような方向性が必要なのかをより深く理解したいと考えている。

「我々は今回のグランプリに、空力パッケージのアップグレードを用意している」

 そうブコウスキーは語った。

「さらに金曜日のフリー走行では、いくつかのテスト項目を評価する。今後の数レースで計画されているアップグレードの方向性を明確にすることができる」

 2018年以来のF1復帰を果たしたアロンソは、第2戦のチームの目標はトップ10に入ることでなければならないと考えている。

「日曜日には、今季初のポイントを獲得するために戦わなければならないと思う」と、アロンソは話した。

「今季の僕たちの不運が、バーレーンで解消されていることを祈ろう。マシンについてはまだ多くのことを学んでいるところだ。イモラでのセットアップはもちろん、天候もバーレーンで経験したものとは大きく異なるだろうと予想している」

「かなりの接戦になるはずだ。コンマ数秒の差で、いくつもポジションが変わるかもしれない」

 
 

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