17号車KEIHINのバケット、決勝での逆襲誓う「”最大限のリスク”を背負って攻める」
スーパーGT第7戦もてぎの予選で10番手に沈んだ#17 KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バケットは、決勝レースではアグレッシブな戦い方をすることを誓った。
写真:: Masahide Kamio
ツインリンクもてぎで行なわれている2020スーパーGT第7戦。GT500クラスのランキング4番手につける#17 KEIHIN NSX-GTは10番手で予選を終えた。アタックを担当したベルトラン・バケットは、決勝ではタイトル獲得に向けて、アグレッシブに戦うと意気込んだ。
ランキング上位5台が2ポイント以内の大接戦となっているGT500。今回の予選ではホンダ勢がトップ3を独占する速さを見せたが、17号車は45kgのウエイトを積んでいることもあって苦戦。Q2進出にわずかに届かず、10番手に終わった。
塚越広大と共にタイトル獲得を目指すバケットは、最終戦の富士でのトヨタ勢のパフォーマンスを警戒しており、金曜日の段階で「僕たちの唯一のチャンスは、このレースで(トヨタ勢から)ポイントを奪うことだ」とmotorsport.comに語っていた。
バケットは、もてぎでのレースペースには自信を持っているというものの、10番手からのスタートとなったことで攻めるしかないと認めた。
「マシンのフィーリングはとても良かった」
そうバケットはmotorsport.comに話した。
「良いラップができたのに、0.05秒差でQ2進出を逃してしまった。本当に残念だよ」
「マシンのフィーリングは素晴らしいし、レースの僕たちはかなり強力だと本当に自信を持っているけど、もっと上からスタートしたかった。何が悪かったのかは分からない」
「タイヤが他(ブリヂストンタイヤを履く他のNSX-GT)と比べてどうだったのかは分からない。100号車(RAYBRIG NSX-GT)と8号車(ARTA NSX-GT)が全く違う選択をしたことだけは分かっている。でも、誰がベストなタイヤを履いているのか明日見てみよう」
17号車は9月に行なわれた第4戦のもてぎで優勝しており、この時のウエイトは46kgと、ハンデが半減されている今回の第7戦とほぼ同じだ。
バケットは、第4戦で激しい戦いを繰り広げ、今回は6番手からスタートする#38 ZENT GR Supraとのバトルを想定しつつ、最大限のリスクを冒して攻めると話した。
「前回、38号車を抜くのがどれだけ大変だったか覚えている。今回も難しいだろうね。今は状況が変わっていて、シーズンも残り2戦だ。チャンピオンシップに向けて、最大限のリスクを負わなくてはいけない」
「間違いなく第4戦よりもプッシュするよ。前を走るクルマよりもずっと速く走れると確信している」
GT500クラスのポイントリーダーである#14 WAKO'S 4CR GR Supraがひとつ前の9番手からスタートすることについて安心したかと訊かれると、「そうでもない」と彼は答えた。
「ポイント的にもかなり僅差なので、ここで上位を争わないといけない。そうでなければ、富士ではチャンスがないんだ」
「(予選3番手の)100号車でさえ、チャンピオン争いにおいて危険な存在になっている。今回の予選結果に満足しているわけにはいかない。決勝では、ポジションを取り戻さなくちゃいけないんだ」
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