ティト・ラバト、2021年はWSBK転向。ドゥカティサテライトと契約締結
2020年限りでMotoGPでのシートを失ったティト・ラバト。彼は2021年にスーパーバイク世界選手権へ転向。バリーニ・ドゥカティから参戦することになった。
Tito Rabat, Avintia Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
2020年、エスポンソラマ・レーシング(旧アビンティア)からMotoGPに参戦していきたティト・ラバト。彼は2021年に向けても契約済みであったが、エスポンソラマはルカ・マリーニとエネア・バスティアニーニの起用を決定。ラバトはそのシートを追われることになった。
ラバトは2014年にMoto2クラスでタイトルを獲得。2016年からはMotoGPクラスに昇格を果たした。2018年にはアビンティアへ移籍し、ここ3年は同チームから参戦を続けてきた。
しかし2020年シーズン、彼は大苦戦。トップ10フィニッシュを記録することにも失敗し、ランキングでは22位と低迷。これはデビューシーズンの2016年以来ワーストとなる。
エスポンソラマでのシートを失ってしまったラバトがMotoGPに留まるためには、アプリリアが唯一の可能性となっていた。しかし結局彼らも来季にラバトを起用することはなく、MotoGP残留は不可能となってしまった。
ラバトは最近になり、スーパーバイク世界選手権(WSBK)のドゥカティのサテライトチームのひとつである、バリーニ・レーシングでのシート獲得が間近だと判明。スコット・レディングやアルヴァロ・バウティスタのように、MotoGPからWSBKへの転向はほぼ間違いないと見られていた。
そしてラバトは、バリーニ・レーシングとの間で1年間の契約を締結したと発表。2021年はドゥカティ・パニガーレV4Rを走らせることになった。
「MotoGPでの多くのシーズンの後、僕はWSBKで新たな冒険のスタートのチャンスを得ることになる。このチャンピオンシップで、僕の全てのポテンシャルを示したい」
ラバトはそう語った。
「素晴らしいバイクを得て、そしてチームに所属することになる。この機会を与えてくれたバリーニ・レーシングとドゥカティに感謝したい。初めてドゥカティ・パニガーレV4Rへ飛び乗った時に、新たな挑戦が始まった。トラックに戻るのが待ちきれないし、最初のテストに向けて完璧な準備をすべくハードワークをしていくつもりだ」
またドゥカティ・コルセのスポーティングディレクターを務めるパオロ・チアバッティは、次のようにコメントを寄せた。
「我々はマルコ・バルナボ(チーム代表)とティト・ラバトとの間での合意について非常に嬉しく思っている。バリーニ・レーシングチームはスーパーバイクの世界でドゥカティのサテライトチームとして強固な地位を築いており、2021年にはこのチームが力を発揮できると確信している」
「ティトは彼の才能全てを発揮するためのベストな状況にある。彼はWSBKに素晴らしい結果を残すというモチベーションを持って到着しており、バリーニから最大限のサポートを得られると確信している」
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