F1フランスGP決勝で絶好調のランド・ノリス困惑「土曜日に苦労して、決勝で良かった理由が分からない」
F1フランスGPの決勝で5位に入ったランド・ノリスは、決勝のレースペースが良かったことには満足しているものの、土曜日まで苦労していた理由が分からず、困惑している。
Lando Norris, McLaren MCL35M
Jerry Andre / Motorsport Images
マクラーレンのランド・ノリスは、F1フランスGPを5位でフィニッシュした。
ノリスは8番グリッドからスタート。しかしコースオフがあったりして、10番手で1周目を終えることになった。その後はなかなかポジションを上げられずにいたが、最初のピットストップをライバルよりも後の24周目まで遅らせ、ハードタイヤに交換。その後はオーバーテイクを繰り返し、5位まで辿り着いた。
「マシンは最初から良かった。最初のスティントでもかなり速かったと思う。僕はアルピーヌを抜き、アルファタウリとフェラーリに追いついた。今日のマシンは良かったけど、戦略はさらに良かった」
マクラーレンの金曜日のフリー走行2回目のロングランペースは、それほど優れたものではなかった。むしろ悪いと言っても良い部類だった。これが日曜日に一変したのは不思議に思える。しかしこの日曜日は午前中に本降りの雨があり、路面のラバーを流した。また気温と路面温度も低かった。実際金曜日は50度近かった路面温度は、レーススタート時には38度……レース終了時には33度まで下がっていたのだ。このコンディションの違いが、レースでのマクラーレンのパフォーマンスに影響を及ぼしたとも考えられる。
「路面はあまり良くなかったと思う。改善はしているんだろうけど、2年前とは大きく違う」
そう語るノリスだが、土曜日までの不調、そして決勝で好調だった理由は分からないと語る。
「温度も、レースではそれほど高くはなかった。でも路面が冷えた時でも、路面の感じは似ていたと思う。だから、路面とタイヤが合っていなかったという可能性が大きいと思う」
「そして特にターン11は、左フロントタイヤを痛める。そういう物事の組み合わせだろう。僕らは他のチームよりも苦労していなかったから、マシンはうまく機能していたんだ」
「最初のスティントから、ペースは良かったと思う。第2スティントだけじゃない。僕は1周目に12番手か13番手まで落ち、そしてポジションを取り戻した。最初のスティントではフェラーリやアルファタウリよりも速かったから、追いつくことができていた。今日のマシンは速かった。でもそのことを少し理解する必要がある」
「昨日(土曜日)苦労した理由と、決勝でなぜそれが良くなったのかを理解する必要があるんだ。今日が普通で、昨日が何らかの理由で良くなかっただけだといいね。そして、来週末も同じくらい強い強く戦えることを願っている」
だたノリスの第2スティントは、オーバーテイクに次ぐオーバーテイク……エキサイティングなレースだった。
「僕にとってはそうだと思うね。でも、他の多くのドライバーはそうではなかったと思っているかもしれない。でも戦略は大きな役割を果たしたと思うよ」
そうノリスは語る。
「最初のピットストップは、8周か9周ほど遅すぎたように感じていた。そのスティントの終盤、僕はタイヤに苦労していたんだ。フィーリングは最悪だった」
「でもコースに復帰してみると、前とはとても近い位置にいた。最初のスティントの終盤、前に誰もいない状態で走ることができたからだと思う。そして彼らはもうすでに、かなりタイヤを使ってしまっていた。だから新しいタイヤを履いてコースに出てきた後、彼らをとても簡単に追い抜くことができた」
「今日のチームは、本当に良い仕事をしてくれた。そして僕も、タイヤをマネジメントすることと戦略の面で、良い仕事ができたように感じている。それが全てを機能させたんだと思う」
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