F1
2026年“逆DRS”導入で先行逃げ切りを許さない形に? F1が検討中の可変エアロパーツについてロス・ブラウンが明かす
F1は2026年シーズンに向けた計画のひとつとして、レース中逃げ切ろうとするドライバーに対してハンディキャップを与えるような可変エアロパーツの導入を検討しているようだ。
Jonathan Noble Alex Kalinauckas
編集: 2022/12/02 15:24
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1は2026年に施行される次期レギュレーションから、新たな可変エアロパーツを導入することを検討している。その中で、DRSを逆手に取ったようなものについて議論されているようだ。
検討されている可変エアロパーツは当初、燃費向上のための策として語られていた。それはストレートでは空気抵抗の少ない状態で走行し、コーナーではハイダウンフォース仕様に切り替わるというものだ。
しかしF1では現在、レースをさらに盛り上げるために、この可変エアロパーツを活用するアイデアが検討されている。
それはDRSに代わる手段として、ストレート上でウイングの空気抵抗を減らしたり、コーナーではダウンフォースを付けたりと、追走するマシンのパフォーマンスを高めるものになる可能性があるが、一方でその逆も検討されている。その逆とは、レースリーダーが後方からの追撃を抑えるのがより厳しくなるようなものだ。
先日F1のモータースポーツ部門のマネージングディレクターを退任したロス・ブラウンは、可変エアロパーツがレースリーダーのダウンフォースを減少させ、彼らが簡単に逃げられないようにする方法として使用される可能性があると明かした。
ブラウンはmotorsport.comの姉妹誌『Autosport』の独占インタビューの中で、F1の首脳陣が可変空力パーツの最適な使用方法について考え始めているとして次のように語った。
「2026年のマシンに関する大きな事柄のひとつは、アクティブ・エアロダイナミクスを採用するかどうかだ」
「それは効率化のステップとして非常に魅力的だと思っている」
「それがどのようにして実装されるのか、そして安全で予測可能なものなのかについてはまだ固まっていない。アクティブ・エアロダイナミクスに関しては、既に我々はDRSというアクティブ・エアロダイナミクスを搭載しているが、さらに重要なものにできるかどうかだ」
「アクティブ・エアロダイナミクスは、もちろん前を走るマシンにも影響を与えることができる。ある一定の範囲内に迫ると、前のマシンはダウンフォースを少し失い、(追う側は)ダウンフォースを少し得るような形にすることもできる。そういったトリックがあるので、(実装の)可能性はあるだろう」
「実際にそうなるとは言わないが、可能性はあるだろう。2026年のマシンは今ある教訓から学び、何らかの形でアクティブ・エアロダイナミクスを取り入れるだろう」
ブラウンが言及した先行車両の性能を落とすというアイデアは“逆DRS”と言えるようなものだが、実装するにあたっては慎重な検討が必要だろう。ただブラウンは、FIAの専門家チームはF1から移籍した空力責任者のジェイソン・ソマーヴィルを中心にして、それらが与える影響を深く掘り下げて完全に理解することができると語った。
「最終的にはFIAの管理下に置いた方が良いと思った。あらゆるデータにアクセスできるし、機密保持の心配もない」とブラウンはソマーヴィルの移籍を引き合いに出して語る。
「ジェイソン達は実際の車両のデータを確認する必要があるが、FIAではそれが可能という訳だ」
「彼らはレースを盛り上げるということに非常に熱心だ。ブラジルでのスプリントでは、ジェイソンが『素晴らしいレースだった。レースがこれほどまでにうまくいって嬉しい』というようなことを言っていた。彼らはレースができるマシンを作ることに情熱を注いでいる。彼らはそこに光を見たのだ」
関連ニュース:
- F1の次世代PU規則、メーカーの承認遅れに懸念なし? FIA会長は楽観視「問題は解決された」
- アレックス・パロウ、マクラーレンF1のリザーブドライバーに就任。チップ・ガナッシからのインディカー参戦と並行しグランプリ帯同へ
- シーズン中盤のスランプはシンドかった……ルクレール「あの時期を無視しちゃいけない」
- フェラーリ、ビノットの後任探しは難航する? 代表と技術トップ、チームを支える2本の柱は見つかるか
- ウイリアムズからF1デビューのローガン・サージェント、カーナンバーは『2』に決定。使用はバンドーン以来
















あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 アレックス・パロウ、マクラーレンF1のリザーブドライバーに就任。チップ・ガナッシからのインディカー参戦と並行しグランプリ帯同へ
次の記事 ハースF1代表シュタイナー、4月に著書「SURVIVING TO DRIVE」を発売。独自視点からチームの歩みを振り返る
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1
2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1
2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1
2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
最新ニュース

ホンダ製”スペック2”パワーユニット、デビュー戦で9位2ポイントを勝ち取る。折原エンジニア「今後もさらなるパフォーマンス向上を目指す」
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 14 分前
オランダGP
ホンダ製”スペック2”パワーユニット、デビュー戦で9位2ポイントを勝ち取る。折原エンジニア「今後もさらなるパフォーマンス向上を目指す」

ノリスが前戦ハンガリーに続き連勝! 角田裕毅、入賞争うも痛恨コースオフもあり11位。アロンソ殊勲の”1ストップ”で9位|F1オランダGP決勝
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 2 時間前
オランダGP
ノリスが前戦ハンガリーに続き連勝! 角田裕毅、入賞争うも痛恨コースオフもあり11位。アロンソ殊勲の”1ストップ”で9位|F1オランダGP決勝

F1オランダGP決勝速報|ノリスが連勝! アロンソが9位入賞、角田裕毅は悔しい11位でポイント逃す
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 2 時間前
オランダGP
F1オランダGP決勝速報|ノリスが連勝! アロンソが9位入賞、角田裕毅は悔しい11位でポイント逃す

ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林
機能
スーパーGT
ライブテキスト
評価
機能
スーパーGT 5 時間前
第5戦:鈴鹿
ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録