フォーミュラE ベルリンE-Prix レース2

まさにマネジメントレース! 予選17番手エバンスが大逆転優勝。2位日産ローランドも予選18番手から大逆転|フォーミュラE第8戦ベルリンE-Prix

フォーミュラE第8戦ベルリンE-Prixの決勝レースが行なわれ、予選で下位に沈んだジャガーのミッチ・エバンスが大逆転優勝を決めた。

田中 健一

編集: 2026/05/03 16:16

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Mitch Evans, Jaguar TCS Racing

Mitch Evans, Jaguar TCS Racing

写真:: Joe Portlock / Getty Images

 フォーミュラEの第8戦ベルリンE-Prixが行なわれ、ジャガーのミッチ・エバンスが優勝。2位には日産のオリバー・ローランドが入った。しかしローランドはイエローフラッグ区間でオーバーテイクしたように見えるシーンもあったため、審議の結果次第では最終順位が変わる可能性がある。

 予選ではポルシェのパスカル・ウェーレインがポールポジションを獲得。そのウェーレインがホールショットを決め、テイラー・バーナード(DSペンスキー)が2番手という序列でレースがスタートしていった。

 ただウェーレインは先頭をキープする意志はないようで、すぐにバーナードとニック・キャシディ(シトロエン)にポジションを譲り3番手に下がった。ライバルを風除けに使い、エネルギーをセーブするつもりだ。

 ウェーレインはさらにポジションを下げ、3番手と4番手にはマヒンドラ勢が続いた。他のチームも”先頭に立ちたくない”とばかりに、ライバルに「どうぞどうぞ」と走行ラインを譲り、コーナーで3ワイド4ワイドとなる場面も珍しくなかった。

 ただそんな中、4周目にマヒンドラのニック・デ・フリーズがキャシディと接触してマシンにダメージを負いリタイアしてしまう。その後キャシディはエンヴィジョンの1台に追突してしまい、フロントウイングを破損。ピットインを強いられた。

 ペースは徐々に上がっていくが、それでもエネルギーマネジメントの要素が大きく、各車2列3列横並びで周回が重ねられていく。

 15周を消化した頃から、アタックモードを作動させるマシンが出てくる。各車のペースも徐々に上がりはじめた。

 残り20周を切った頃、先頭に立ったのは日産のローランド。ローランドは18番グリッドから、一気にポジションを上げた格好で、後続を引き離しにかかる。しかもローランドは、レース序盤に徹底してエネルギーを節約したためか、残量が後続のマシンよりも多い非常に有利な展開に持ち込んだ。

 ただシトロエンのジャン-エリック・ベルニュが、19周目にローランドを抜いて首位に浮上した。これはローランドにとっては、ベルニュが風除けになってくれる絶好の状況。しかもチームメイトのノーマン・ナトーもローランドの前に立ち、さらにアタックモードを使って大きくリードを築いた。

 ローランドは一旦大きくポジションを下げたが、アタックモードを使って再浮上。ナトーと共に日産1-2体勢を築き、レース終盤を迎えた。

 この日産勢2台を抜いていったのは、ジャガーのミッチ・エバンス。エバンスもローランド同様、下位グリッドからスタートし、レース序盤は息を潜めていた。しかし残り10周という段階で先頭に立った。

 各車が最後のアタックモードを起動したところで、首位に戻ったのはウェーレイン。ただウェーレインのアタックモードが終了すると、エバンスが首位を奪い返した。

 その後方からはローランドがアタックモードを活かしてエバンスに急接近。しかしオーバーテイクすることができず、アタックモードが終了してしまう。

 その直後、ジャガーのもう1台であるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがポルシェのニコ・ミュラーと接触してパーツがコース上に散乱したことで、フルコースイエロー(FCY)が宣言。一旦休戦となった。

 そして残り2周でレース再開。首位エバンスをローランドとウェーレインが必死に追うが、攻略の糸口は見えず。結局エバンスが17番手スタートから優勝、2位ローランドも18番グリッドから追い上げての好結果だった。エバンスはフィニッシュ後に無線で、予選で中古タイヤを使ったことで新品タイヤを温存できたことが勝利に繋がったと明かした。

 なおローランドは、イエローフラッグ中にウェーレインを抜いてしまっており、審議の結果次第では順位が変わる可能性がある。

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ポルシェのニコ・ミュラー、嬉しいフォーミュラE初優勝|フォーミュラE 2025-2026年シーズン第7戦ベルリンE-Prix

次の記事 フェルスタッペン、フォーミュラEの次世代マシン”GEN4”に興味あり? ダ・コスタ明かす「彼はこのマシンに満足しているみたい」

More from

田中 健一



F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

F1

F1

バーレーンGP

8 時間前

F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?



アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

F1

F1

バーレーンGP

18 時間前

アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」



ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」

最新ニュース



先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

6 時間前

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す



2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

F1

F1 F1

バーレーンGP

7 時間前

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」



MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

7 時間前

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」



ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

F1

F1 F1 8 時間前

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録