ガスリー、フロントウイング破損に”驚き”「設計を見直す必要があるかも」初日のペースには大きな期待
アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1ロシアGPのFP2で縁石と接触してフロントウイングを破損したことを受けて、設計を見直す必要があるかもしれないと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1第15戦ロシアGP初日を3番手で終えた。このパフォーマンスには期待が持てると語ったが、FP2終盤にフロントウイングを破損したことについては、驚いたと話した。
FP2のセッション終盤、ガスリーは彼が”バナナ”と呼んでいるターン2の縁石に乗ってしまい、これによりダメージを受けたフロントウイングがノーズから脱落してしまった。ガスリーはウイングにダメージを受けたことは驚きであり、チームはウイングの設計を修正しなければいけないかもしれないと認めた。
ガスリーは前戦イタリアGPのスプリント予選レースで、ダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触し、フロントウイングを落としてクラッシュしている。また、彼は開幕戦バーレーンGPでもフロントウイングを失っている。
ガスリーは「僕たちのフロントウイングはかなり壊れやすいようだ」と、motorsport.comに語った。
「モンツァではダニエルとの接触で失ったし、バーレーンでもそうだ。ユウキ(角田裕毅)もモンツァでそうなっていた」
「少しアンダーステア気味だったので、クルマの中心部分が縁石にぶつかりそうになった。だから僕は縁石の後ろを通ろうとしたんだ。その方が良いと思ったからね。そして結局、フロントウイング全体が外れてしまった。何か出来るかどうか確認する必要があるけど、大きな懸念はない」
「バナナはクルマを壊すために作られているのではなく、ただ単に速度を落とすためのものだ。だから少しびっくりした」
ガスリーは前述の通り、FP2をメルセデスのバルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンに次ぐ3番手で終えた。土曜日は終日雨が降ると予想されているため、決勝レース前にドライコンディションで走行できる可能性は低い。
このパフォーマンスが現実的なものなのかと訊かれ、ガスリーは次のように答えた。
「励みになると言っていいだろう。午前中(FP1)は6番手、午後(FP2)は3番手だった。もちろん、明日以降のコンディションがどうなるかは分かっているけど、強力なタイムを出せたことは本当に良かったと思う」
「それほど簡単ではなかった。クルマの中ではいつものように快適に過ごせなかったし、やるべきことがたくさんある。ただ、これは誰にとっても難しいことだと思う。それでもふたつのセッションで力を発揮できたことは、週末の残りの時間に期待が持てる」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンがパワーユニット交換により最後尾からスタートすることにより、ガスリーが表彰台を獲得する可能性は高まったと言えるかもしれない。
ガスリーは「彼らが最後尾からスタートすることで、いつもより多くのチャンスがもたらされる」と語った。
「彼らがレースでどのくらいのペースで追いついてくるかは知っている」
「しかし、それでも上位からスタートするチャンスはあると思うし、多くのポイントを獲得できる可能性もある。残りの週末に向けて励みになる」
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