ハミルトン、器量見せリカルドとシューイ! お味は「美味しくなかった」とバッサリ
メルセデスのルイス・ハミルトンはF1エミリア・ロマーニャGPの表彰台で、ダニエル・リカルドの靴を使って共に“シューイ”を行なったが、その味は素晴らしいものではなかったと語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝を飾ったF1第13戦エミリア・ロマーニャGP。チームが7年連続のコンストラクターズタイトル獲得を決めた嬉しさからか、ハミルトンはその表彰式で3位のダニエル・リカルド(ルノー)と共に“シューイ”を行なった。
自ら、もしくは他人の履いていたシューズにシャンパンを注いで飲み干す……この『シューイ』という行為は、リカルドの母国オーストラリアで人気のある祝い方とされているもので、2016年に彼がF1へと持ち込んできたものだ。
リカルドはエミリア・ロマーニャGPの表彰式において、シャンパンファイトを一通り行なうと、自らの右足のシューズでシューイを行なおうとしていた。そしてその際、ハミルトンが自らシューイに付き合うと申し出たのだ。なおハミルトンは以前、シューイに参加することはないだろうと語っていたが、方針を転換したようだ。
これを受けてリカルドはもう片方のシューズにもシャンパンを注ぎ、現F1王者と共にシューイを披露した。
「美味しくなかったのは確かだ」
そう語るハミルトン。
「シャンパンもそれほど好きってわけじゃないんだけど、間違いなく美味しくなかった」
「でもポジティブなこともあって、それはダニエルのお母さんが僕のことをいいヤツだと思ってくれていることだ。だからそれには感謝している」
「ダニエルには『それは絶対、絶対にやらないからな』と言ったことがある。だからこれはありえないなんてことはありえない、そういう教訓だね。良い瞬間だったよ」
一方のリカルドだが、彼はハミルトンのシューイに対する姿勢の変化を楽しんだと語り、その瞬間は堂々としたものだったと評した。
「右のシューズを脱いで(シャンパンを)注いで、メカニック達に捧げようとしていたんだ」と、リカルドは表彰式を振り返っている。
「そうしたら“ミスター”ハミルトンが僕にもう片方のシューズを脱ぐように言ってきた。彼も今日は僕のシューズで飲むんだとね。だから今日はもう片方も脱いでシェアした。堂々としたものだったよ」
「皆にとって面白い事になった。3年前表彰式で彼は『絶対に僕のシューズでは飲まない』と言っていたと思うけど、2020年は妙なことが起こっているね」
「僕もいつか彼に(シューイを)やってもらおうと思っていて、忘れてはいなかった。かなり満足しているよ」
「シャンパンは最近冷えているし、冬に近づいて冷えて来ているからかわからないけど、シューイも少しは快適になっていると思う」
なお『他のドライバーのシューズでシャンパンを飲む』という行為が、新型コロナウイルス拡散防止のプロトコルに違反しているのか? という問いに、F1レースディレクターのマイケル・マシはそういったルールはまだ記されていないと認めた。
「俗に言うシューイについてだが、私がそれについて何か詳細に検討したり、調査したことはない、と言わざるを得ないだろう」
なお写真を見ると、リカルドのシューズからシャンパンを飲むハミルトンの顔は、歪んでいるように見える。
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