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MotoGPのトラックリミット規制、もっと“人間味”ある対応が必要? 伊GPで翻弄されたミル主張

MotoGPイタリアGPでは2位と3位となったミゲル・オリベイラとジョアン・ミルにトラックリミット違反があったが、ミルはトラックリミットに関するルールには“人間味”が必要だと語った。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

Gold and Goose / Motorsport Images

 スズキのジョアン・ミルはMotoGP第6戦イタリアGPで3位表彰台を獲得したが、決勝レース終了直後には、2番手フィニッシュだったミゲル・オリベイラ(KTM)と一時順位の入れ替えが起こるシーンが見られた。

 これはオリベイラが最終ラップのカサノバコーナーでトラックリミット違反があったと判定され、1ポジションダウンのペナルティが下ったことが原因だった。しかしその後、ミルも同地点でのトラックリミット違反が認定。結局順位はフィニッシュ順どおりの結果となった。

 現行の規定では、最終ラップにトラックリミット違反のあったライダーは、自動的に1ポジションダウンとなることが定められている。

 ミルは3位表彰台という結果は目標に適うものだったとしており、不満は抱いていない。ただ最終ラップのトラックリミット違反の扱いに関しては、より“人間味”のあるアプローチが必要だと訴えた。

「そうだね、最終ラップは常にしっかりと(トラックリミットに)気をつける必要がある。グリーンエリアに出るのを避けられない地点もあるからね」と、ミルは言う。

「今は(トラックリミット感知用の)センサーがあって、とても敏感になっている」

「僕はミゲルがグリーンエリアに触れたことで2番手になっていたけど、僕自身がグリーンエリアに触れていたことには気がついていなかった」

「トラックリミットは、設けなければ危険になってしまう制限だと思う。何時でもトラックの外に出ることができて、誰も何も言わなければ僕らはトラックをよりワイドに使うだろうからね」

「だからトラックリミットは重要だ。だけどこの場合、つまり最終ラップなんかでは、レースディレクションには元ライダーもたくさんいるし、人間が決定を下すべきことだと、僕は思う」

「でも彼らは『いいや、機械が決定した方がいい』と言うだろうというのも分かる」

「だけど終盤のラップでは、そのライダーがタイムを稼いだのか、そうでないのかを理解する必要があると思う」

 今回のもうひとりの当事者であるオリベイラは、ルールはルールとして受け入れている。またグリーンエリアに踏み込んでもMotoGPマシンではアドバンテージを得られるわけではないと指摘している。

「ペナルティに関しては、それがルールだよ」とオリベイラ。

「僕はあそこでグリーンエリアに触れたことで何かアドバンテージを得たとは思っていない」

「去年のミサノ戦でも、こうした状況を避けるために最終コーナーのペイントを拡大するように要望していたと思う」

「コーナーの脱出で高速のバイクを操縦するのはかなり難しいし、トラックに留まるだけでも既に戦いになっている」

「だから既に次のコーナーを見据えている時に、高速でグリーンエリアに触れていくのはとても難しいことなんだ」

 なおレース後にはプラマックがレースディレクションに対し、2位と3位に対しトラックリミット違反のペナルティが発生したため、4位となったヨハン・ザルコが2位に昇格すべきだったという主張を伝えていた。

 彼らの主張には、数時間前に行なわれたMoto3クラスの決勝レースでの出来事が念頭にある。当該レースでは7番手のペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)と8番手のセルジオ・ガルシア(Valresa GASGAS Aspar Team)がトラックリミット違反のペナルティを受け、9番手のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が7位に浮上した経緯があった。

 しかし今回レースディレクションは、当該のトラックリミット違反でワイドに走った場合のゲインを0.5秒と見積もった上で、ザルコがミルとオリベイラに対し十分に接近していなかったため、ポジションに変化はなしと判断している。

 プラマック側はレースディレクションによるこの説明を受け入れているという。

 

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