ジョアン・ミル、3位表彰台も不満足「優勝争いができるペースがあったのに……」
スズキのジョアン・ミルはMotoGPアラゴンGPで3位表彰台を獲得したものの、その結果には満足できていないという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第13戦アラゴンGPにおいて、スズキのジョアン・ミルは3位表彰台を獲得した。しかし、ミルは優勝争いに参加できなかったことから、この結果には満足していない様子だ。
ミルはアラゴンGPを予選7番手からスタート。オープニングラップからポジションを5番手に上げることに成功したが、そこからはジャック・ミラー(ドゥカティ)やアレイシ・エスパルガロ(アプリリ)とのバトルが続き、3番手に浮上したあとトップ2に追いつくことはできなかった。
彼はレースを振り返ると、自身には優勝争いに参加できるだけのペースがあったと感じているため、3位という結果には満足していないとコメント。スズキのマシンの加速では、予選7番手スタートが厳しかったとしている。
「3位という結果については、あまり満足できていない」と、ミル。
「このレースウィーク中、僕らは優勝争いに向けて良いペースを示していたと思う」
「このレースで最悪だったのは序盤だ。できるだけ多くのライダーを追い抜こうとしたけど、ジャックとアレイシの後ろに留まってしまうシーンもあった。彼らを追い抜くのは難しかったんだ」
「それで、なんとかオーバーテイクをしたら、もう先頭の2台はかなり遠ざかってしまっていた」
Joan Mir, Team Suzuki MotoGP
Photo by: Dorna
「僕のペースと彼らのペースは全然遜色のないものだった。でも、彼らには大きく先行されてしまった」
「パフォーマンスについては満足しているんだ。ただ今日、僕らは優勝争いが可能だったと思う。それが満足していない理由だ。でも表彰台は表彰台だ」
「スズキの加速だと、7番手からのスタートはベストじゃない」
「他のライダーを追い抜いていくのが難しいんだ。前にいるライダーのミスを待たなくてはならない。そうじゃなければ、僕がオーバーテイクしていくのは本当に難しい」
「マシンを減速させるのに少し苦戦していたところもあった。それからロングストレートでは加速でかなり失っている部分があった。だからミサノ戦に向けてはこうした問題の修正に取り組まないといけない」
なおチームメイトのアレックス・リンスは、昨年同サーキットで優勝を記録していたが、今シーズンは予選20番手から12位フィニッシュという結果に終わった。彼曰く、フロントのハードタイヤに問題が発生していたという。
「とても、とても難しいレースだった」
リンスはそう語る。
「スタートでは多くのライダーを追い抜くことができた」
「それから、序盤数ラップでロングストレートに向かう前に、ライバルを追い抜こうとしたんだけど、タイヤも簡単にダメになってしまうから、リヤタイヤを労っていたんだ」
「ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)を追い抜いたあとは、0.4~7秒くらい前にナカガミ(中上貴晶/LCRホンダ)がいた。でも、そこで何か妙なことが起こった」
「フロント側のフィーリングが急に乗りづらく、減速させづらいと感じるようになったんだ」
「でもそこからもできるだけ落ち着いて乗って、終盤には(イケル)レクオナの後方で走っていた。彼のブレーキングは凄く深くて、オーバーテイクするのは相当難しかったんだ」
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