クアルタラロ、今季5勝目で大量リードも「タイトル争いについてはあまり考えたくない」
ファビオ・クアルタラロはMotoGPイギリスGPで2021年シーズン4勝目を挙げ、タイトル争いのリードを更に拡大。しかし彼はタイトル争いについて「これ以上考えたくない」と語っている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
シルバーストン・サーキットで行なわれたMotoGP第12戦イギリスGPでは、ヤマハのファビオ・クアルタラロが優勝。今シーズン4勝目を挙げ、チャンピオンシップにおけるリードを拡大した。しかし、彼はタイトル争いについて考えずにいたいと語っている。
クアルタラロは予選3番手から決勝に臨むと、5周目に先頭に浮上。そこからはライバルを突き離す走りで、独走状態でトップチェッカーを受けた。
ポイントランキング首位を走るクアルタラロが今シーズン4勝目を挙げ、その一方でライバルのジョアン・ミル(スズキ)やヨハン・ザルコ(プラマック)が中位にとどまったことで、その差は拡大。ランク2番手のミルとのポイント差は65と、タイトルレースの趨勢は大きくクアルタラロに傾いているように思える。
シルバーストンでの勝利はタイトル争いにおいて重要だったと思うか? そう問われたクアルタラロだったが、彼はその重要性は認めつつも、単一の結果にとらわれずに次のレースのことを考えていたいと語った。
「答えはイエスだ。でも僕はチャンピオンシップ争いのことはあまり気にしていない」
クアルタラロはそう語った。
「でも47ポイントのリードをもってスタートしたレースで、65ポイントまで差が広がったのは、当然重要なことではある」
「ただレースが始まる前には、自分自身にチャンピオンシップについては、少なくともミサノ戦が終わるまで考えないようにと言い聞かせていたような感じだった」
「そして実際のところ、今はこれ以上(タイトル争いについて)考えたくないと思っている。楽しんでいるし、バイクにも良いフィーリングがあるからね」
「だから次のレースにも最初のレースみたいに向かって、楽しんでいきたい。とてもハッピーだ」
2021年のMotoGPは残すところ6レース。既に大量リードを築いているだけに、クアルタラロは無理に優勝を狙わず、3位などを確実に狙っていく“コンサバ”な走りでもタイトル獲得は十分に可能だ。しかしクアルタラロはそうした事実によってレースへのアプローチが影響されることはないだろうと主張している。
「僕はアプローチを変えるつもりはない。勝利を争うことを、とても楽しんでいるんだ」
「そして、チャンピオンシップというのは、結果を出していればやってくるものだ」
「もちろんあるレースで“これは勝てない”と感じたなら、僕も(勝利にこだわって)馬鹿なミスを犯すことはない」
「だからレースへのアプローチは変わらない。でも当然だけどちょっとした余裕があることも分かっている」
「ただそれでも、勝利や表彰台を争うチャンスがあるのかどうか、それを確認していく僕のアプローチは変わらないだろう」
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