クアルタラロ、メルセデスF1のシミュレーターを試乗! 「こんなにリアルとは驚き。F1にも乗ってみたい」
ヤマハのファビオ・クアルタラロはメルセデスF1のファクトリーを訪問しF1のシミュレーターを初体験した。彼曰く、始めは戸惑いもあったが、最後には上手く走れるようになったという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ヤマハのファビオ・クアルタラロはMotoGP第12戦イギリスGPの週末を前に、メルセデスF1のファクトリー施設を訪問。F1マシンのシミュレーターを初体験した。
メルセデスは昨年もドライバー、コンストラクターズタイトルの2冠を獲得。7年連続でダブルタイトルという前人未到の新記録を刻んでいる、現在のF1におけるトップチームだ。
クアルタラロ、ヤマハ、そしてメルセデスの3者はキースポンサーであるモンスターエナジーとペトロナスという共通点があり、今回はモンスターエナジーによってこの機会が実現した。
クアルタラロはシミュレーターに登場すると、50周を走行。またその経験に魅了された彼は、いつか本物のF1マシンを運転したいと語った。
今回の経験の感想を踏まえ、いつか機会があればF1に転向する可能性があるのか尋ねられたクアルタラロは次のように答えた。
「昨日(水曜日)、シミュレーターを試す機会があった」
「凄かった!50周することができて、こんなにもリアルなものとは驚きだ」
「そう、初めは戸惑ったけど、最後には良い感じで走れるようになったよ」
「今のところ、ここ(MotoGP)で達成したい目標がある。だから、まずは一回だけ(F1マシンを実際に)運転してみたい」
「1シーズンを通してというのは、実現しないと思う。でも試すことができたらいいね」
クアルタラロは2021年シーズンで既に4勝を挙げ、ポイントランキングにおいても2番手以降に47ポイント差をつけて、首位に立っている。
なおMotoGPライダーのF1マシン搭乗は過去にも何度か行なわれてきた。
2019年にはMotoGPのレジェンドライダーであるバレンティーノ・ロッシ(当時ヤマハ)と、F1王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)との愛車を交換する“マシンスワップ”が実現。カタルニア・サーキットで、ロッシは2017年型のF1マシンを走らせ、ハミルトンもYZR-M1による走行を体験した。
また2016年には、ヤマハ離脱に先立ち、シルバーストンでモンスターエナジーがお別れのギフトとして、ホルヘ・ロレンソに2014年タイトルを獲得したメルセデスのF1マシンを試乗する機会を提供した。
その他にも2018年にはマルク・マルケスとダニ・ペドロサが、ホンダがパワーユニットを供給するトロロッソ(現アルファタウリ)の過去のF1マシンを走らせる機会を提供している。
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