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マルケス、イギリスGP1周目の転倒は『自分のミス』と認める。マルティンに謝罪も「レース台無し」と立腹

レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGPイギリスGP決勝1周目にホルヘ・マルティンを巻き込んでクラッシュした件について、「完全に自分のミスだった」と認めた。

Marc Marquez, Repsol Honda Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 シルバーストン・サーキットで開催されたMotoGP第12戦イギリスGP。その決勝レースでは1周目にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が、ホルヘ・マルティン(プラマック)を巻き込む形で転倒。彼はこれが自身のミスだったと認め、マルティンに謝罪した。

 スタート後、マルケスとマルティンはそれぞれ5番手と6番手に並んでいた。ターン7でマルティンはマルケスを追い抜いていったが、マルケスもこれを追撃しようとし、接近。ターン9でイン側にマルケスが飛び込むも、彼はアウト側にいたマルティンと接触してしまい、ふたりとも転倒リタイアでレースを終えた。

 マルケスは一連の動きについて“楽観的すぎた”と認めている。ただマルティンがワイド側からレーシングラインに戻ってきたことで接触してしまったとも指摘している。

「マルティンには謝罪したい。あれは完全に僕のミスだった」と、マルケスは語る。

「あのオーバーテイクは楽観的すぎた。クアルタラロ(ファビオ・クアルタラロ/ヤマハ)とマルティンがかなりワイドに進んでいて、妙な状態であったのは事実だし、僕はマルティンがもっとアウトにつけていると考えていた」

「2速にギヤを切り替えていたんだけど、3速に変えるための時間はなかった。計算が正しくなかったんだ。だから完全に僕のミスだ」

「1周目に僕が楽観的すぎたのは事実だ。僕のミスだし、マルティンにはプラマックのところに行って謝罪した。でもレースでは時にこういったこともある。今日は僕のミスだった」

 マルティンはこうしたマルケスの謝罪を受け入れているものの、それでもイギリスGPでは優勝争いも可能だったと感じていたため、ガッカリしていると語った。

「映像を見れば分かると思うけど……僕としては今日のことについてはガッカリしている。かなりの競争力があると感じていたし、ペースを見ても僕は2位か、もしかすると優勝を争えていただろう」

「分からないけど、そこに混ざっていただろう。あの瞬間を説明するのは難しい。だけどインに入っていて、そこで接触したと思う。まあ、何であろうとこれもレースだから、次を頑張るよ」

「彼は謝りに来てくれた。それ自体は彼側からすれば良い行いだろうが、彼は僕のレースを壊してしまったんだ」

「それが最大の問題なんだ。彼は適切にスペースを測れていなかった。スペースはなかったんだ。今回のことから、将来に向けて学んでほしいね」

 なおマルティンは今回のアクシデントについて、マルケスがペナルティに値すると考えており、レースディレクションが“仕事”をしてくれることを期待すると主張している。

 

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