レースレポート

F1 エミリア・ロマーニャGP

レッドブル1-2で完全制圧。母国凱旋フェラーリは受難の日に……角田裕毅は堂々7位入賞|F1第4戦エミリア・ロマーニャGP

F1第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウィン。角田裕毅(アルファタウリ)も力強いレースを見せ、7位入賞を果たした。

滑川 寛

編集: 2022/04/24 23:10

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Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18, Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Kevin Magnussen, Haas VF-22, the rest of the field

 イタリアのイモラ・サーキットを舞台にF1第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が勝利を手にした。

 決勝日となった日曜日、サーキットにはフェラーリの母国凱旋レースとあり、多くのティフォシが赤い装いに身を包み詰めかけた。

 現地イモラは午後から大雨が降ったが、各ドライバーがレコノサンスラップを終えた頃には既に雨は上がり、雲の隙間からは青空も覗いていた。

 ただ、コンディションは気温12度、路面温度18度と肌寒く、路面はまだ濡れており、各車はスタートタイヤとしてインターミディエイトタイヤを履いた。

 大観衆が見つめる中、シグナルブラックアウト。全63周の決勝レースが幕を開けた。

 難しい路面コンディションでのスタートで抜きん出たのは、ポールスタートのフェルスタッペン。チームメイトのセルジオ・ペレスも2番手に上がってみせた。

 フロントロウスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)は3番手に後退し、チームメイトのカルロス・サインツJr.はスタートで順位を下げた上、リヤからダニエル・リカルド(マクラーレン)に当てられグラベルへ。サインツJr.は予選Q2でのクラッシュから、スプリントレースで4番手まで追い上げて迎えた決勝レースだったが、前戦オーストラリアGPに続いてのリタイアとなった。

 これによりセーフティカー出動。この時点でフェルスタッペンを先頭に、ペレス、ランド・ノリス(マクラーレン)、ルクレール、ケビン・マグヌッセン(ハース)というトップ5のオーダーだった。

 レースは5周目から再開され、レッドブルがワンツー体勢を維持し、順当なリスタートとなった。4番手に後退したルクレールは8周目の最初のブレーキングポイントとなるタンブレロでノリスを抜き、3番手浮上。レッドブル2台の追撃を目指した。

 9周目にもなると、コースは徐々に乾いていき、ドライの走行ラインも顔を出してきた。ドライバーはインターミディエイトタイヤをオーバーヒートさせないように、あえて濡れたラインを選んで走った。

 13周を過ぎると、タイヤデグラデーション(性能劣化)が顕著に。オープニングラップで最後尾に落ちたリカルドが最初にピット飛び込み、新品のミディアムタイヤを履いてコースに戻った。

 タイヤを履き替えたリカルドのペースは優れており、第2セクターで自己ベストを更新。それを見た各車が続々とピットへ飛び込み、ミディアムタイヤでコースに戻った。2番手ペレスが19周目、フェルスタッペンとルクレールはその翌周にタイヤを変えた。

 ルクレールはペレスの前でコースインしたものの、アウトラップを終えたペレスにすぐさま2番手を明け渡してしまうこととなった。

 1回目のピットストップを終え、レッドブルがワンツー。ルクレールとノリス、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が続いた。

 フェルスタッペンはペレスに対し8秒近いギャップを築く一方、ペレスはルクレールに1秒圏内っまで迫られた。ただペレスはフェルスタッペンの持つファステストラップを更新する速さで、ハイペースでルクレールを寄せ付けなかった。トップ3は1分21秒台と、4番手以下よりも1周1秒以上速いペースで飛ばし、差を広げていった。

 残り15周というところで、フェルスタッペンは2番手ペレスに13秒以上ギャップで、レースをコントロール。ペレスも3番手ルクレールに対して3秒の差を築いた。

 ルクレールはレッドブル勢にもう挑めないと踏んだか、ピットイン。ルクレールにソフトタイヤを履かせた。ルクレールは悠々ノリスの前で戻れるかと思いきや、ノリスに先行されてしまい、オーバーテイクをしなければならないポジションとなってしまった。

 レッドブルもルクレールの動きに呼応する形でペレス、フェルスタッペンと立て続けにピットに呼び込んだ。そして残り12周というところから、トップ3のファステストラップ合戦が開始された。

 ルクレールはペレスに対し1秒圏内にまで迫り、プレッシャーをかける。しかし気負いすぎたか54周目のターン14の縁石に乗り過ぎてしまい、弾かれてしまう。その結果スピンを喫し、マシンの左側面からウォールにヒットしたものの、なんとかコースに復帰。ただフロントウイングを壊してしまったためピットインし、これを交換。さらにタイヤも交換し、9番手にまで後退することとなった。

 ルクレールの自滅により、レッドブルは盤石の体制に。そのままチェッカーまで走りきり、ワンツーフィニッシュを決めた。フェルスタッペンはスプリントレースと決勝レースで勝利、ファステストラップを取り、週末に獲得可能な最大のポイント”34”を荒稼ぎ。ここまで2戦でリタイアを喫しているものの、ドライバーズランキングでも首位ルクレールに27点差の2位まで戻した。

 2位にペレスも入ったことで、レッドブルとしても最良の結果に。コンストラクターズランキングで首位フェラーリとの差を大きく詰めた。

 ルクレールの自滅により3位にフィニッシュを果たしたのはノリス。難しいコンディションのレースの中、安定したペースで表彰台の一角を掴んだ。

 4位は最終盤までラッセルとボッタスによって激しく争われたが、ラッセルが守りきった。一方で、ラッセルのチームメイトであるルイス・ハミルトンは、DRSトレインとなった中ピエール・ガスリー(アルファタウリ)とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をどうしても攻略できず、14位と苦しんだ。

 ルクレールはコースに復帰した後なんとか巻き返し、最終盤に角田裕毅(アルファタウリ)を抜き6位まで這い上がった。

 角田は13番手からスタートし、オープニングラップの混乱にも巻き込まれることなく順位を上げた。2スティント目ではハイペースで飛ばし続け、マグヌッセンとセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)をオーバーテイク。レース最終盤にルクレールには抜かれたものの、最後までペースを落とすことなく走り、7位でチェッカーを受けた。チームメイトのガスリーが13位と苦戦する中、アルファタウリの母国で力強いレースを見せつけた。

 8位にベッテル、マグヌッセンを挟んで10位にストロールと、ここまで無得点だったアストンマーチンがダブル入賞を果たした。

 

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順位 ドライバー 周回数 タイム 差 前車との差 平均速度 ポイント 1 Netherlands マックス フェルスタッペン 63 1:32'07.986       26 2 Mexico セルジオ ペレス 63 1:32'24.513 16.527 16.527   18 3 United Kingdom ランド ノリス 63 1:32'42.820 34.834 18.307   15 4 United Kingdom ジョージ ラッセル 63 1:32'50.492 42.506 7.672   12 5 Finland バルテリ ボッタス 63 1:32'51.167 43.181 0.675   10 6 Monaco シャルル ルクレール 63 1:33'04.058 56.072 12.891   8 7 Japan 角田 裕毅 63 1:33'09.096 1'01.110 5.038   6 8 Germany セバスチャン ベッテル 63 1:33'18.878 1'10.892 9.782   4 9 Denmark ケビン マグヌッセン 63 1:33'23.246 1'15.260 4.368   2 10 Canada ランス ストロール 62 1 lap       1 フルリザルトを見る

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