バレンティーノ・ロッシ、新型コロナ検査で再陽性。残り2戦への出場に黄色信号
ヤマハのMotoGPライダーであるバレンティーノ・ロッシは、火曜日に受けた新型コロナウイルスの検査で再び陽性判定となったため、今季残りのレースに出走できるかどうか、黄色信号が灯っている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、ヨーロッパGPの後に受けた検査で新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたため、今週末のバレンシアGPへの出走が危ぶまれている。ロッシが新型コロナ陽性と判定されるのは、これで2回目だ。
ロッシは新型コロナウイルスに感染していたことが最初に確認された後、10月のアラゴンでの2レースを欠場することになった。
この判定を受けた後、自宅で療養していたロッシは、ヨーロッパGP前の木曜日に受けた検査で陰性と判定されたため、サーキット入り。バレンシアでも再びPCR検査を受け、再び陰性であることが確認されたため、土曜日のセッションから走行に復帰することができた。
決勝に駒を進めたロッシだったが、マシントラブルに見舞われたためわずか5周でリタイアを喫することになった。
そのヨーロッパGP終了後の火曜日、ロッシは検査を受けた結果、再度新型コロナウイルスに感染していることが発覚。そのため、今週末に開催が予定されているバレンシアGPへの参加は難しいのではないかと思われる。
バレンシアGPの翌週には、今季最終戦ポルトガルGPの開催も予定されているが、これへの参戦も事実上難しい。つまり、今季限りでチームを離れることになっているロッシの、ヤマハのファクトリーチームでの走りはもう見られないということになるかもしれない。
ロッシが再度陽性と判定されたことについては、様々な疑問が存在する。ヨーロッパGP直前に受けた検査結果が誤りであり、彼は陽性のままレースに参戦したのか……あるいは一度陰性になった後、再び感染してしまったのか、分かっていないのだ。
ウイルスに一度感染した後、完治すれば免疫ができ、再感染の恐れは大きくないというのが一般的である。しかし今回の新型コロナウイルスにもそれが当てはまるかどうかは、まだ世界中で研究が進められているところである。とはいえ実際に再感染したという例も、ここ数ヵ月で複数報告されている。
ロッシが復帰できるかどうか不透明だったため、ヤマハはヨーロッパGPに向けギャレット・ガーロフをリザーブとして起用し、実際に金曜日に走行。ただ、ロッシが土曜日以降復帰したため、その後の出番はなかった。今回再びロッシが参戦できないということが確定すれば、改めてガーロフが代役として登場することは可能だと思われる。
とはいえロッシが再度陽性になったと確定されれば、彼と接触があった複数のチームメンバーが隔離対象となり、スタッフ数が不足してしまう可能性もある。
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