アロンソ、ダカールラリー再挑戦はあるのか? トヨタのアル-アティヤはラブコール「彼には才能がある」
トヨタのナッサー・アル-アティヤは、3年前にダカールラリーに初挑戦したフェルナンド・アロンソのペースに感銘を受けており、将来的に彼がダカールに再挑戦すると信じているようだ。
写真:: A.S.O.
トヨタからダカールラリーに参戦するナッサー・アル-アティヤは、2020年にダカールラリーを戦ったフェルナンド・アロンソが将来的にまたダカールに挑戦することを期待している。
アロンソは2018年限りで一度F1を離れた後、耐久レースを含む様々なカテゴリーのモータースポーツに挑戦したその中でも、2020年のダカールラリーは最も過酷な挑戦のひとつだったと言っていいだろう。
大クラッシュなども経験しつつも、全12ステージ中8ステージでトップ10入りを果たしたアロンソは、最終的に総合13位でフィニッシュ。予想以上の成績を収めた。
その後、アロンソは再びF1に参戦。最近ではアストンマーチンと2024年までの契約を結ぶなど、しばらくF1から離れることはないだろう。
#310 Toyota Gazoo Racing: Fernando Alonso, Marc Coma
Photo by: Toyota Racing
しかしその契約終了後に何をするかは明確になっておらず、また様々なカテゴリーに挑戦する可能性もある。
ダカールを4度制したアル-アティヤは、アロンソがクロスカントリーラリーへの意欲を持っていると感じており、十分な経験を積めば成功できると信じている。
「僕はフェルナンドにもう一度ダカールに出てほしいとプッシュしている」
アロンソがラリーに復帰する見込みについて尋ねられた際、アル-アティヤはmotorsport.comにそう答えた。
「フェルナンドのことはF1の時から知っているが、彼が2020年にチームに加入したときに会ったんだ」
「砂丘のことをフェルナンドに教えるのを手伝ってほしいとチームから頼まれたんだ。カタールで3日間、気温50度くらいだったんだけど、本当に素晴らしい仕事だったよ。彼はとても才能があるんだ」
「ダカールは初めてだったが彼はスピードを見せてくれた。ただ、この種のレースは経験が必要だ。ダカールの歴史を見れば、勝てるようになるまで4、5、6年が必要だからね」
「でも、フェルナンドがいたのは本当によかった。まだ話し合っている。彼を待っているんだ」
さらに、アロンソがカムバックする可能性はあるかと聞かれると、アル-アティヤは「そう思う」と答えた。
「彼はダカールを愛しているし、来年以降、あるいは2年後に復帰してくれると確信している」
2022年のダカールを制したアル-アティヤは、自身5度目、トヨタにとっては3度目となるダカール制覇を目指すことになる。
2023年のダカールは、12月31日にプロローグが行なわれ、元旦に最初のフルステージがスタートする予定だ。
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