かつての恩師フランツ・トストが考える、角田裕毅に足りないモノ「ユウキには才能はあるが……」
アルファタウリのチーム代表を務めていたフランツ・トストは、角田裕毅には才能があると認めつつ、足りないモノがあると語った。
Yuki Tsunoda, Red Bull Racing
写真:: Jayce Illman / Getty Images
アルファタウリの元チーム代表であるフランツ・トストは、レッドブルの角田裕毅について、その才能を認めつつもまだ足りない資質があると語った。
今季はレーシングブルズのドライバーとして開幕を迎え、中団チームトップの速さを見せていた角田。しかしリアム・ローソンに代わってレッドブルに加わった第13戦日本GP以降、その速さは鳴りを潜めている。
レッドブルの今季マシンRB21が扱いの難しいマシンであることは確かだが、角田はすでにレッドブルで13戦を終えている。すでに言い訳が許されない状況となりつつある。
さらにオランダGPではレーシングブルズのアイザック・ハジャーが3位表彰台を獲得。イタリアGPでもピットレーンから10位入賞を果たしており、下からの突き上げも激しい。
角田もオランダGPで9位入賞し、イタリアGPでは予選Q3に進出。Q3では角田が隊列の先頭でコースインしたこともあってチームメイトのマックス・フェルスタッペンとのタイム差が0.7秒に開いたが、Q1とQ2では0.2~0.3秒差と健闘していた。
一方で決勝レースは歯車が噛み合わず、レーシングブルズのリアム・ローソンと接触したこともあって、13位に終わった角田。ポールポジションから圧勝したフェルスタッペンとの差が残酷なほど浮き彫りとなった。
レッドブルの子会社が所有するオーストリアのテレビ局ServusTVの『ハンガー7からのスポーツ&トーク』に出演したトストは、フェルスタッペンと角田のレースベストラップが1.7秒違ったことについて尋ねられ、かつての教え子について次のように語った。
「ユウキは生来、非常に速いのだが、おそらくそれも問題の一端だ」
「ジュニアカテゴリーでは、F3でもF2でも常に圧倒的なパフォーマンスで人々を驚かせてきた。彼にとって全てが驚くほど容易にこなせていたように見えた。だから私はいつも彼に言ってきた。『ユウキ、F1では努力が必要だ』とね」
トロロッソ/アルファタウリのチーム代表を長年務めたトストは、ルーキーには最低でも3年時間を与えるべきだと主張し、キャリア初期の角田を何度もフォローしてきた。
一貫して、角田の才能を認めてきたトストだが、今の角田には努力が足りていないと主張した。
「チームメイトより0.5秒から1秒遅れたら、昼夜問わずパドックにこもるか、遅れの原因が分かるまでデータを徹底的に分析する。ユウキはまだその境地に至っていない」
「才能はあるが、残念ながらその欠点を補うほどの勤勉さや努力が足りない。今後さらに成長できるかは彼次第だ。間違いなくレベルアップが必要だ」
トストの言葉は厳しいが、自分のことをよく知る人物なだけに角田としても心当たりはあるかもしれない。現レッドブル代表のローレン・メキーズは、少なくとも今季中の角田更迭を否定しているが、来季以降は不透明。角田としてはトストの言葉も”参考”に、何としても結果を出して、レッドブル内外問わずアピールして欲しい。
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