角田裕毅、F1マイアミGPでは3つのDRS区間もオーバーテイクは難しい? イモラで失敗した「予選が重要」
初開催マイアミGPに向け、アルファタウリの角田裕毅がコメント。新設サーキットでのレースを見据え、前戦イモラでまとめ上げられなかった予選が今回も重要になると語った。
写真:: FIA Pool
現地5月6日から8日にかけて行なわれるF1第5戦マイアミGPに先駆け、アルファタウリの角田裕毅がコメントを寄せた。初開催を迎えるマイアミでもオーバーテイクは難しいとして、金曜日のフリー走行でコース習熟を進め、予選でまとめ上げることが重要だと語った。
イタリア・イモラで行なわれた前戦エミリア・ロマーニャGPでは、アルファタウリはアップデート投入も両ドライバーが予選Q1敗退を喫した。しかし、角田は16番手から迎えたスプリントで12番手までジャンプアップ。決勝レースでもスタートで順位を上げると、ケビン・マグヌッセン(ハース)やセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)をコース上で交わし7位入賞を果たした。
「イモラでは自分のレース結果にはとても満足していますが、全体としては難しい週末でした」
角田はイモラでのレースを振り返り、チームのプレスリリースにそう語った。
「予選が上手くいかず、マシンにはポテンシャルがあったもののの、僕らはそれをまとめ上げる事ができませんでした」
「理想的なスタートとは言えませんが、スプリントで4ポジションを上げることができたのは良かったです。決勝でもオープニングラップで順位を上げて、7位でポイント獲得。良いバトルも楽しむことができました」
「これで、今季ここまでの4戦全てでポイントを獲得した3チームのひとつになりました。今までのF1キャリアの中でも、最高のレースのひとつだったと思います」
舞台となる新設のマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、セクターごとにキャラクターが異なるとして、角田はここでのレースを心待ちにしている。
ただ、DRSゾーンがホームストレート、低速の複合コーナーに向けたセクター2のロングカーブ、そして1.28kmのバックストレート後半の3ヵ所に設置されているものの、オーバーテイクは容易ではないとして、ここでも予選順位が重要になると角田は考えている。
「マイアミは新しいサーキットですが、3回のフリー走行でフルに学ぶ機会があります。シミュレータでこのコースを既に走りましたが、最初のふたつのセクターには中・高速コーナーがありかなり速いです。僕が”フォーミュラEセクター”と呼んでいるセクター3には、とてもタイトなコーナーがたくさんあり、全体的にかなり面白いサーキットになっているようです」
「楽しめると思いますが、オーバーテイクは難しいかもしれないので、僕らは予選で上手くやらなくてはいけません。ロングランのペースでも、イモラと同じかそれ以上のモノがあれば完璧です。サーキットが新しいので、金曜日のフリー走行が全員にとってとても重要なモノになると思います」
昨年オースティンで行なわれたアメリカGPが初上陸だった角田は、今回のマイアミGPに先駆け一足先に現地入り。マディソン・スクエア・ガーデンでボクシングの試合を観戦するなど、初めてのニューヨークを堪能できたようだ。
「アメリカでのレースは、彼らはメジャースポーツと大きなショーを融合させることが好きだから、常にその周りが盛り上がっています。それはそれで楽しいですが、僕は自分の仕事に集中することにします」
「でも忙しくなりそうな週末の前に、少し楽しむ機会も得ました。早くにニューヨークへ行き、ボクシングの試合を観戦しました。新鮮な体験でした。ニューヨークを訪れるのは初めてでしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました」
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