現役時代、F1日本GPの熱狂ぶりに度肝を抜かれたジャン・アレジ「SNSもない時代……来て驚いた」
現役時代に鈴鹿サーキットでのF1日本GPを戦ったジャン・アレジは、何よりもファンの熱狂度合いに驚かされたと振り返った。
スーパーGT第7戦が行なわれたオートポリスに姿を現した元F1ドライバーのジャン・アレジ。息子であるジュリアーノの激励も兼ねつつ、翌週に行なわれるF1日本GPに向けて来日していたのだ。
アレジと言えば、後藤久美子と長年連れ添っていることから日本との縁も深いが、日本GPでもいくつか印象的なレースを見せている。フェラーリ時代の1994年はナイジェル・マンセルと熾烈な3位争いを繰り広げ、1995年は濡れた路面をスリックタイヤで激走し、トラブルでリタイアするまでは優勝も狙える活躍を見せた。そして彼にとって現役最後のレースも鈴鹿(2001年日本GP)である。
息子のジュリアーノは以前、motorsport.comのインタビューの中で、父が特に気に入っている現役時代のレースは1995年の日本GPだと話していた。アレジにその話題を向けると「その通りだ」と笑顔を見せ、他に日本GPで印象的だった出来事についても話してくれた。
「最初の思い出は、もちろん最初のレース(1989年の日本GP)だ」と語るアレジ。彼は同年の全日本F3000も参戦し、その際にも鈴鹿を訪れているが、やはりF1の熱狂度合いは格別だったようだ。
「当時、世界で唯一チケットが完売するサーキットだった。僕が初めて日本に来た時はソーシャルメディアなんかもなかったから、驚いたね。何よりファンの熱狂具合に驚いた。それが第一印象だ」
「もちろんドライバーとしては、良いレースもそうでないレースも経験した。例えば初めてのレースでは(注:正確には1990年)、ターン1でアクシデントを起こしてしまった。首は骨折はしていなかったけど、ほぼそれに近い状態で、決勝を走れなかったんだ」
2022年のF1日本GPは、3年ぶりの開催であることや日本人ドライバーの角田裕毅が参戦するということもあってか、チケットも完売したことが先日明らかにされた。アレジの語る当時に負けないほどの“熱狂”が見られるか楽しみだ。
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