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メキシコのFP1は約半数がルーキー! 日本人“三重奏”も再び……出走ラインアップをおさらい

F1メキシコシティGPのFP1では、ルーキー枠で出走するドライバーが9人に達した。今回はその顔ぶれをおさらい。

#50 Ferrari AF Corse Ferrari 499P: Antonio Fuoco

写真:: Shameem Fahath

 現在のF1の規定では、各チームはマシン1台あたり2回、ルーキードライバー(F1
参戦2戦以下)をフリー走行で起用する義務がある。そして第20戦メキシコシティGPでは、実に9名ものルーキーがFP1に出走する。

 メキシコシティGPの舞台となるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは各チームが豊富なデータを持つサーキットで、FP1では路面がほこりっぽいことが多い。またスプリント週末ではなく、終盤戦とあってマシンのアップデートもほとんどなくなっているため、レギュラードライバーが金曜の最初のセッションを休むにはうってつけの機会なのだ。

 FP1に出走するルーキードライバーは以下の通りだ。

パトリシオ・オワード(マクラーレン)

Pato O'Ward, Reserve Driver, McLaren F1 Team

Pato O'Ward, Reserve Driver, McLaren F1 Team

Photo by: Andy Hone / Motorsport Images

 地元メキシコ出身のインディカードライバー、オワードが2年連続で母国グランプリを走る。彼は2022年、2023年のアブダビGPでも走行経験があり、FP1出走は4年連続となる。

 今季のインディカー・シリーズでランキング2位となったオワードは、ランド・ノリスに代わって今季最速マシンのひとつを駆ることになる。マクラーレンはその他アレックス・ダンが2度FP1に出走しているが、レギュラーのオスカー・ピアストリがあと1回FP1を休む必要がある。その格好の機会となるのは、最終戦アブダビだ。

アントニオ・フォッコ(フェラーリ)

 2024年のル・マン24時間覇者、フォッコが初めてグランプリウィークエンドに登場する。かつてフェラーリ育成としてGP3やF2で活躍したフォッコはルイス・ハミルトンのマシンに乗り込むことになる。

 なおフェラーリは現在の育成ドライバーであるディノ・ベガノビッチがバーレーンとオーストリアでシャルル・ルクレールのマシンをドライブしている。あとはハミルトンがもう1回FP1でシートを譲る必要がある。

アービッド・リンドブラッド(レッドブル)

Arvid Lindblad Red Bull Racing

Arvid Lindblad Red Bull Racing

Photo by: Erik Junius

 レッドブルの育成ドライバーで、来季レーシングブルズからF1デビューを果たすと目されているリンドブラッドが、再び走行機会を得た。シルバーストンでFP1デビューを果たした18歳のリンドブラッドは今回、マックス・フェルスタッペンのマシンに乗り込む。

 なおレッドブルはバーレーンで岩佐歩夢を起用しているが、あと1回角田裕毅のマシンにルーキーを起用しなければならない。

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フレデリック・ベスティ(メルセデス)

 2023年のF2でランキング2位となったベスティは、F1昇格叶わず現在は耐久レースに身を置いているが、メルセデスF1チームとは未だ関係を持ち続けている。

 今季のバーレーンGP以来、通算4度目のFP1出走となるベスティは、ジョージ・ラッセルのマシンに乗り込む。ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリをレギュラー起用しているメルセデスは開幕2戦でルーキー起用義務を半分消化しており、今回のベスティ出走で全4回をクリアしたことになる。

ジャック・クロフォード(アストンマーティン)

 現在F2でタイトル争い中のクロフォードが、F1公式セッションデビューを果たす。彼は既にアストンマーティンの様々なF1マシンをテストしているが、FP1を走るのは初だ。

 アストンマーティンはここまで、リザーブドライバーのフェリペ・ドルゴビッチがバーレーンとハンガリーのFP1でフェルナンド・アロンソのマシンをドライブした。今回クロフォードはランス・ストロールのマシンに乗り込むが、ストロールにはもう1回“お休み”が必要だ。

ポール・アーロン(アルピーヌ)

Paul Aron, Alpine F1

Paul Aron, Alpine F1

Photo by: Federico Manoni / NurPhoto via Getty Images

 昨年のF2でランキング3位となったアルピーヌ育成のアーロンは、今季レース活動を行なっていないが、これで今季4度目のFP1出走となる。

 アルピーヌはアーロンをザウバーに貸し出し、イギリスとハンガリーのFP1で走らせた。そしてイタリアGPでは自チームのマシンからFP1に出走させた。そんなアーロンは来季のドライバー有力候補のひとりである。

 ちなみに、アルピーヌはルーキーのジャック・ドゥーハンを前半戦に起用したため、形式上はそこでルーキー起用義務を2回消化しているはず。しかしチームはドゥーハンのエントリーをルーキー枠としてカウントしていない。これは公式には「両車で2回のドライバー交代を行なうことで機会を均等とするため」としている。

 アルピーヌは日本GPで平川亮を、イタリアGPとメキシコシティGPでアーロンを起用したことでルーキー枠はあとひとつ。今回アーロンにシートを譲るピエール・ガスリーは、もう1度若手にマシンを明け渡す必要がある。

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平川亮(ハース)

 日本GP後にアルピーヌからハースへ移籍した平川は、すでにバーレーンとスペインで走行しており、今回はオリバー・ベアマンのマシンに乗る。なおベアマンはフル参戦1年目ではあるが、昨年中に複数回代役でのレース参戦経験があり、既にルーキードライバーの資格を失っている。

 平川がハースでの3度目のFP1出走を果たすが、チームはあと1回エステバン・オコンの枠でルーキーを走らせなければならない。

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岩佐歩夢(レーシングブルズ)

Ayumu Iwasa, Racing Bulls Team

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Photo by: Rudy Carezzevoli / Getty Images

 レーシングブルズはアイザック・ハジャーをデビューさせたことにより、ルーキー枠の2回を消化済み。あとはリアム・ローソンのマシンに2回ルーキーを乗せなければならないが、今回リザーブドライバーの岩佐がステアリングを握る。

 岩佐は今季序盤のバーレーンGPのFP1でレッドブルのRB21を体験しており、FP1出走は今季2度目。また彼は昨年も日本GPとアブダビGPでレーシングブルズ(当時RB)のマシンを走らせている。

 なお、岩佐と平川の出走により、レッドブルのレギュラードライバーである角田とあわせて日本人ドライバーが3人F1の公式セッションに揃うこととなる。これはバーレーンGP以来今季2度目だ。

ルーク・ブラウニング(ウイリアムズ)

 ウイリアムズは今季、育成ドライバーのブラウニングとヴィクトー・マルタンスに1回ずつFP1出走の機会を与えてきた。そして今回のメキシコシティGPではブラウニングが2度目の走行を行なう。

 今季のF2でタイトル争いに絡むブラウニングはバーレーンGP以来の出走で、カルロス・サインツJr.のマシンに乗る。ウイリアムズとしては、あとはアレクサンダー・アルボンがもう1回FP1を休む必要がある。

ザウバーは変更なし

 ザウバーはルーキーのガブリエル・ボルトレトのレギュラー起用で2回、イギリスとハンガリーでアーロンを起用したことで2回、義務を消化しており、既にこれ以上FP1でルーキーを起用する必要はない。そのため、今回レギュラー以外のドライバーを乗せない唯一のチームとなる。

 

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