アルピーヌF1、マルチン・ブコウスキーの離脱を発表。サフナウアー加入の布石か?
アルピーヌF1チームは、エクゼクティブ・ディレクターのマルチン・ブコウスキーが辞任したことを、1月13日(木)に発表した。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アルピーヌF1は、これまでエクゼクティブ・ディレクターを務めていたマルチン・ブコウスキーがチームを離脱したことを、正式に発表した。
ブコウスキーは、2018年にルノーF1に加入。チーム代表を務めていたシリル・アビテブールを補佐する役割を務めた。チームの名称がアルピーヌに変わった後、新たにレーシングディレクターとしてチームに加入したダビデ・ブリビオと共に、CEOのローレン・ロッシの下で活躍してきた。
「ロッシがチームのマネジメントを一時的に把握し、誰もが新シーズンの準備に集中できるようにする」
アルピーヌは今回のブコウスキーの離脱に際してそうコメントしており、近日中には長期的な組織構造が発表されるものとみられる。
ロッシCEOも、ブコウスキー離脱に際し、次のようにコメントを寄せている。
「過去4年間のチームに対するコミットメントと貢献に対し、マルチン・ブコウスキーに感謝したい」
「チームは、バーレーンでの開幕戦に向けてマシンを準備し、これまで以上のパフォーマンスを発揮することに全力を注いでいる」
またチーム離脱が決まったブコウスキーも、次のようにコメントしている。
「私はルノー、そしてアルピーヌF1の”リーダーシップチーム”の一員であることを、これまで本当に楽しんできた」
「才能に溢れ、献身的な人々と協力して働くのは、素晴らしいことだった。今後のシーズンにおいても、愛情を込めて彼らを見守っていきたい」
ブコウスキーはプロストやフェラーリ、そしてマクラーレンの空力部門で活躍。マクラーレンでは、空力部門の責任者を務めた。
その後、2014年の10月にFIAに加入し、ローレン・メキーズ(現フェラーリのスポーティング・ディレクター)らと共に、当時FIAのF1レースディレクターを務めていたチャーリー・ホワイティングの役割の一部を引き継ぐ予定だった。そして2015年4月にはFIAのF1技術&競技コーディネーターとなり、2017年の1月には技術部門の責任者となった。
ただFIAでの役職には不満を感じていたようで、翌年にはルノーF1に加入し、チーム側の運営に関わることになり、現在に至っている。
このブコウスキーのチーム離脱は、先日アストンマーチンのチーム代表を退いたオットマー・サフナウアーの動きと関連があるのではないかという見方も強い。サフナウアーには、以前よりアルピーヌF1入りの噂が取り沙汰されており、本人もこの噂については「誰よりも驚いている」と語ったものの、連絡を取り合ったことについては否定しなかった。
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