アルピーヌF1、2023年はトップ3チームを脅かす存在に?「我々は開発の初期段階で、既に大きな前進を遂げている」
アルピーヌF1は、2023年用マシンについて今季マシンと比較して「大幅に向上」しており、来シーズンに向け大きな期待を抱いている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
アルピーヌは、来季マシンは今季マシンと比較して大幅に向上していると自信を見せており、大きな期待を抱いているようだ。
今季のアルピーヌは、レッドブル、フェラーリ、メルセデスの3チームに次ぐランキング4番手につけている。シンガポールGPではマクラーレンが大量ポイントを獲得したために一時ランキング5番手に落ちたが、マシンの速さという点ではアルピーヌが群を抜いており、現時点ではベスト・オブ・ザ・レストの最有力候補と言えよう。
アルピーヌが好成績を残している理由のひとつは、積極的なアップデート計画に他ならない。シーズン中にサイドポンツーンの形状を大きく変えたり、最近ではフロアにもアップデートを投入……今週末のアメリカGPに向けても、微調整を加える予定であるという。
現在マシンに投入されているアップデートは、何も今季にだけ効果を発揮するわけではない。間違いなく、現時点で風洞およびCFDで開発が進められている2023年のマシンにも反映されるはずだ。
アルピーヌでスポーティング・ディレクターを務めるアラン・パルメインは、開発の初期段階では、来季マシンはいくつかの良い前進を期待できることが示されており、トップ3チームに近付くこともできるという期待も抱いているという。
「既に来季のマシンで、本当に大幅な改善ができている」
パルメインは2023年シーズンに向けた進捗について尋ねられると、そう語った。
「それは非常に良いことだ。とても興奮するね」
今季のアルピーヌは、速くとも信頼性の問題によりポイントを取りこぼすことも多かった。しかしチームは、新しいレギュレーションが導入された今年のようなシーズンには、全てにおいて限界まで攻める必要があると断言しており、信頼性に悩まされることがあったとしても、長期的に見れば大きなメリットを享受できるはずだと考えている。
「信頼性が低い部分がいくつかあった。それは、我々にとっては織り込み済みのモノだった」
そうパルメインは語った。
「パワーユニットに大きな変更があり、ギヤボックスにも大きな変更があった。いくつかの問題があることは分かっていたが、全員がそれに同意していたと思う」
「少し厳しい状況になる可能性があることは分かっていた、でも、それによって重要なパフォーマンスが得られることになるだろう。そして実際、そうなっている。だから我々は、色々な物事が前に進んでいることに非常に満足している」
パルメインは、ファクトリーで開発を担当するスタッフたちの努力を称賛する。
「現在のフロアはバージョン4で、オースティン(アメリカGP)では4Bになる」
そうパルメインは語った。
「他のアップデートもあるが、これほど大きくはない」
「ただ、風洞は非常にうまく機能している。そしてたくさんのことを見つけてきた。我々はシンガポールに向けてアップグレードを計画していたが、それは我々が思っていたモノの倍の効果だった」
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