F1 イギリスGP
勝てたはずだったのに……アントネッリ、トラブルでノーポイントに終わるも「週末を通して速さは証明できた」
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、F1イギリスGPを15 位で終え、勝てたはずのレースだったと悔やんだ。

Giacomo Rauli
編集: 2026/07/06 8:39
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Andrea Kimi Antonelli, Mercedes
写真:: James Sutton / LAT Images via Getty Images
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、マシントラブルとペナルティでF1イギリスGPを15位と、まさかのノーポイント。速さ自体はあっただけに、本人は勝てたはずのレースだったと悔しさを隠さなかった。
ポールシッターのアントネッリは、スタートでフェラーリ勢に先行を許してしまったが、パフォーマンスは良好。レースが終盤に差し掛かるころには、首位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追い詰めていた。
ルクレールよりも新しいハードタイヤを履き、猛烈な勢いでギャップを削り取っていたアントネッリだが、41周目ターン9のコプスで縁石に乗り上げた際に「何か壊れた!」と無線で報告。スローダウンして緊急ピットインし、ノーズを変えてコースに復帰するも問題は解消されなかった。
問題があったのは左フロントのホイールカバー。再度ピットインし問題の原因と思われるパーツが取り除かれたことでレース続行が可能となったアントネッリは、ダメージを最小限に抑えるべく手負いのマシンでフィニッシュを目指した。
「原因はホイールディフレクターだったようだ。一瞬で壊れてしまった。縁石の使い方はどの周回も同じだったけど、コプスを立ち上がった瞬間に何かが壊れたことに気付いた」
そうアントネッリはトラブルについて語った。
「マシンはほとんど曲がらなくなってしまった。曲がったとしても、その時にはホイールがほとんど浮き上がっているような状態だった。何かが壊れたのは分かっていた。今はそれが何だったのかは分かっている。でも、それだけが原因だったのかはまだ分からない。正直、ホイールディフレクター以外にも何か起きていたように思う。ただ、チームもまだマシンを詳しく調べられていない」
「残念だ。今日は優勝を狙えるチャンスがあったし、間違いなくそのために全力を尽くしていたはずだから」
Andrea Kimi Antonelli, Mercedes, Charles Leclerc, Ferrari
Foto di: Simon Galloway / LAT Images via Getty Images
アントネッリはペースが戻らないマシンで完走を果たし、ポイント圏内の9番手でチェッカーを受けた。しかしトラブル後にコース外走行を繰り返したとして、5秒のタイム加算ペナルティを科された。セーフティカーにより隊列が縮まったこともあり、アントネッリは16位まで順位を落とした(ウイリアムズのカルロス・サインツJr.のペナルティにより最終的には15位に繰り上がり)。
「本当に痛かったのは、2回ピットインしなければならなかったことだ。最初のストップではフロントウイングを交換したけれど、問題は解決しなかった。2回目でその部品を取り外したら、ようやく普通に運転できる状態に戻った」
「残念だよ。(トラブル後のピットストップが1回だけなら)それでも6位か7位でフィニッシュできていたかもしれないし、ペナルティも避けられたかもしれない。でも、それは分からない」
「悔しいし、腹も立っている。でも一番大事なのは、今日は本当に速かったということだし、優勝できる絶好のチャンスがあったということだ。ハードタイヤではルクレールとの差を縮めていたし、ペースも非常に良かった。挑戦するチャンスすら得られなかったのは本当に残念だ」
「マシンに乗れば、いつだって全力を尽くす。今日も、すべてが自分たちに不利な状況になっているように見えた中で、それでもポイントを取ろうと最後まで走り続けた。あと一歩のところまでいったけれど、そこでセーフティカーが入ってしまい、もうチャンスはなくなった」
「トラックリミットについてはルールだから、僕にはどうすることもできない。マシンをコース内に収めようと限界まで攻めていたけれど、とてもまともに走れる状態ではなかった。結果としてペナルティを受けたけれど、あれ以上できることは何もなかった」
タイトル争いのライバルであるジョージ・ラッセル(メルセデス)がセーフティカーにも助けられ2位でレースを終えたことで、ドライバーズランキングにおけるアントネッリのリードは25ポイントまで縮まった。
それでもアントネッリは自信を失っていない。シルバーストンでも自分が最速ペースを示したことは間違いなく、今回はラッセルに運が味方したように、自分にもいずれ良い流れがくると考えている。
「もちろん、また多くのポイントを失った。でも、自分が悪い流れにいるとは思っていない。この週末を通して速さは証明できたし、チームとしてのポテンシャルも示せた」
「今の僕たちはいい状態にある。マシンは速いし、自分たちに何ができるのかをしっかり証明できた」
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