F1 イギリスGP

勝てたはずだったのに……アントネッリ、トラブルでノーポイントに終わるも「週末を通して速さは証明できた」

メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、F1イギリスGPを15 位で終え、勝てたはずのレースだったと悔やんだ。

Giacomo Rauli

Giacomo Rauli

編集: 2026/07/06 8:39

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

写真:: James Sutton / LAT Images via Getty Images

 メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、マシントラブルとペナルティでF1イギリスGPを15位と、まさかのノーポイント。速さ自体はあっただけに、本人は勝てたはずのレースだったと悔しさを隠さなかった。

 ポールシッターのアントネッリは、スタートでフェラーリ勢に先行を許してしまったが、パフォーマンスは良好。レースが終盤に差し掛かるころには、首位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追い詰めていた。

 ルクレールよりも新しいハードタイヤを履き、猛烈な勢いでギャップを削り取っていたアントネッリだが、41周目ターン9のコプスで縁石に乗り上げた際に「何か壊れた!」と無線で報告。スローダウンして緊急ピットインし、ノーズを変えてコースに復帰するも問題は解消されなかった。

 問題があったのは左フロントのホイールカバー。再度ピットインし問題の原因と思われるパーツが取り除かれたことでレース続行が可能となったアントネッリは、ダメージを最小限に抑えるべく手負いのマシンでフィニッシュを目指した。

「原因はホイールディフレクターだったようだ。一瞬で壊れてしまった。縁石の使い方はどの周回も同じだったけど、コプスを立ち上がった瞬間に何かが壊れたことに気付いた」

 そうアントネッリはトラブルについて語った。

「マシンはほとんど曲がらなくなってしまった。曲がったとしても、その時にはホイールがほとんど浮き上がっているような状態だった。何かが壊れたのは分かっていた。今はそれが何だったのかは分かっている。でも、それだけが原因だったのかはまだ分からない。正直、ホイールディフレクター以外にも何か起きていたように思う。ただ、チームもまだマシンを詳しく調べられていない」

「残念だ。今日は優勝を狙えるチャンスがあったし、間違いなくそのために全力を尽くしていたはずだから」

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes, Charles Leclerc, Ferrari

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes, Charles Leclerc, Ferrari

Foto di: Simon Galloway / LAT Images via Getty Images

 アントネッリはペースが戻らないマシンで完走を果たし、ポイント圏内の9番手でチェッカーを受けた。しかしトラブル後にコース外走行を繰り返したとして、5秒のタイム加算ペナルティを科された。セーフティカーにより隊列が縮まったこともあり、アントネッリは16位まで順位を落とした(ウイリアムズのカルロス・サインツJr.のペナルティにより最終的には15位に繰り上がり)。

「本当に痛かったのは、2回ピットインしなければならなかったことだ。最初のストップではフロントウイングを交換したけれど、問題は解決しなかった。2回目でその部品を取り外したら、ようやく普通に運転できる状態に戻った」

「残念だよ。(トラブル後のピットストップが1回だけなら)それでも6位か7位でフィニッシュできていたかもしれないし、ペナルティも避けられたかもしれない。でも、それは分からない」

「悔しいし、腹も立っている。でも一番大事なのは、今日は本当に速かったということだし、優勝できる絶好のチャンスがあったということだ。ハードタイヤではルクレールとの差を縮めていたし、ペースも非常に良かった。挑戦するチャンスすら得られなかったのは本当に残念だ」

「マシンに乗れば、いつだって全力を尽くす。今日も、すべてが自分たちに不利な状況になっているように見えた中で、それでもポイントを取ろうと最後まで走り続けた。あと一歩のところまでいったけれど、そこでセーフティカーが入ってしまい、もうチャンスはなくなった」

「トラックリミットについてはルールだから、僕にはどうすることもできない。マシンをコース内に収めようと限界まで攻めていたけれど、とてもまともに走れる状態ではなかった。結果としてペナルティを受けたけれど、あれ以上できることは何もなかった」

 タイトル争いのライバルであるジョージ・ラッセル(メルセデス)がセーフティカーにも助けられ2位でレースを終えたことで、ドライバーズランキングにおけるアントネッリのリードは25ポイントまで縮まった。

 それでもアントネッリは自信を失っていない。シルバーストンでも自分が最速ペースを示したことは間違いなく、今回はラッセルに運が味方したように、自分にもいずれ良い流れがくると考えている。

「もちろん、また多くのポイントを失った。でも、自分が悪い流れにいるとは思っていない。この週末を通して速さは証明できたし、チームとしてのポテンシャルも示せた」

「今の僕たちはいい状態にある。マシンは速いし、自分たちに何ができるのかをしっかり証明できた」

【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!

【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ルクレール、苦境脱する勝利に歓喜「最後はレースが再開されなくて少し安心した自分もいた」

次の記事 フェラーリ代表、積極アップデートへの疑いの目に強気反論「メルセデスから言われるのはかなり皮肉」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Giacomo Rauli



ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」

F1

F1

バーレーンGP

6 日前

ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」



フェラーリ、アゼルバイジャン初日苦しむ「マシンバランスとタイヤに苦戦。やるべきことは多い」とバスール代表

F1

F1

アゼルバイジャンGP

14 日前

フェラーリ、アゼルバイジャン初日苦しむ「マシンバランスとタイヤに苦戦。やるべきことは多い」とバスール代表



アストンマーティン・ホンダ、アゼルバイジャンGPでマシン軽量化。今季最後のアップデートでタイム大幅改善?

F1

F1

アゼルバイジャンGP

16 日前

アストンマーティン・ホンダ、アゼルバイジャンGPでマシン軽量化。今季最後のアップデートでタイム大幅改善?

More from

アンドレア・キミ アントネッリ



ラッセル、グリッド降格のシンガポールGPは旧仕様マシンに。前戦のレース前から検討「トラブルで迷う余地はなくなった」

F1

F1

シンガポールGP

17 時間前

ラッセル、グリッド降格のシンガポールGPは旧仕様マシンに。前戦のレース前から検討「トラブルで迷う余地はなくなった」



ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」

F1

F1

バーレーンGP

4 日前

ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」



メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」

F1

F1

バーレーンGP

8 日前

メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」

More from

メルセデス



メルセデス、シンガポールGPで新旧パッケージを比較へ。アップデート不発の疑い払拭目指す

F1

F1

シンガポールGP

1 日前

メルセデス、シンガポールGPで新旧パッケージを比較へ。アップデート不発の疑い払拭目指す



ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」



前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手

最新ニュース



フェルスタッペンにペナルティなし! 黄旗区間で追い越しも、十分減速との裁定……ポールポジション剥奪されず

F1

F1 F1

シンガポールGP

2 時間前

フェルスタッペンにペナルティなし! 黄旗区間で追い越しも、十分減速との裁定……ポールポジション剥奪されず



F1シンガポールGPのスプリント予選でまたもソフトウェアにトラブル。人的ミスが原因で、一時オーバーテイクモード無効「一部の車両に影響を与えた」

F1

F1 F1

シンガポールGP

5 時間前

F1シンガポールGPのスプリント予選でまたもソフトウェアにトラブル。人的ミスが原因で、一時オーバーテイクモード無効「一部の車両に影響を与えた」



フェルスタッペンが今回も速い! 過去未勝利の”鬼門”で最速。大逆転目指すラッセル意地の2番手。アロンソ15番手|F1シンガポールGPスプリント予選

F1

F1 F1

シンガポールGP

6 時間前

フェルスタッペンが今回も速い! 過去未勝利の”鬼門”で最速。大逆転目指すラッセル意地の2番手。アロンソ15番手|F1シンガポールGPスプリント予選



F1シンガポールGPスプリント予選速報|フェルスタッペン驚速でスプリントPP獲得! ラッセルが2番手。アロンソはSQ1突破も15番手

F1

F1 F1

シンガポールGP

6 時間前

F1シンガポールGPスプリント予選速報|フェルスタッペン驚速でスプリントPP獲得! ラッセルが2番手。アロンソはSQ1突破も15番手

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録