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アウディF1のエンジンは「パワー不足だ」ボルトレト&ヒュルケンベルグの共通意見

アウディのドライバーは、今季から投入された自社製パワーユニットについて、パワーが足りないと指摘している。

Gabriel Bortoleto, Audi F1 Team

 2026年からF1に新規参戦しているアウディだが、自社製パワーユニット(PU)のパワー不足やその他抱えている問題をガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグから指摘されている。

 ザウバーを買収してF1に新規参戦したアウディ。2026年のレギュレーション刷新のタイミングに合わせてPUも自社製となった。ただこれまでのところパフォーマンス不足と信頼性問題に苦しんでいて、直近3戦ではノーポイントが続いている。

 アウディのドライバー達は一貫して予選Q3進出を争っており、カナダGP予選までの計8回の予選において、チームのどちらかのドライバーは11番手までに入っており、新規参入チームらしからぬ見せ場も作っている。しかしそれにもかかわらず、決勝ではPUの出力不足や数多くの信頼性問題が原因で、結果に結びついていない。

 アウディが遅いマシンをオーバーテイクできない理由について問われたヒュルケンベルグは、こう説明した。

「いくつかの要素が組み合わさっている。ドライバビリティは間違いなく課題だ。シーズン序盤からかなり改善の余地がある部分だし、取り組んではいるけど、長期的なテーマなんだ。簡単に解決できるようなものじゃない」

「いろいろな要素が相互に関係していて、それらがうまく調和して機能しないと良くならない。そしてパワーだ。間違いなく、僕たちは最もパワフルなPUを持っているわけではない。その点で不足があるのはわかっている。だから複数の要素が組み合わさって、特定の状況ではかなり苦しい状態になってしまうんだ」

 そしてボルトレトもその意見に同意した。

「ドライバビリティが一因なのは確かだと思う。ただ現実的に言えば、今の僕たちはエンジン面で少し苦しんでいる。パワー不足でね。僕たちは遅れている」

「シャシー自体は良い感じにあると思う。でもエンジンに関してはね。個人的にはプロジェクトを立ち上げからやってきたという点では素晴らしい仕事をしていると思うよ。でも他チームと競争すると、パワー不足が少し表れてしまう」

「時折すごく難しいんだ。常に追いかけている感覚になるからね。ストレートでは常に追い続けて、そして次の区間のためにエネルギーをセーブしなければならない。でも実際にはそうなっていない」

Gabriel Bortoleto, Audi F1 Team

Gabriel Bortoleto, Audi F1 Team

Photo by: Guido De Bortoli / LAT Images via Getty Images

 それがV6エンジン単体の出力不足なのか、それともエネルギー回生の効率も含まれるのかを問われると、ボルトレトは次のように説明した。

「全部が少しずつ関係していると思う。何かひとつだけ突出した大問題があるわけじゃない。ただ、単純にパワーが足りない。それが今の現実だ」

「データを見れば明らかなんだ。公開データもあるけど、そこからもわかるよ。小さな部分の積み重ねがラップ全体で見ると大きな差になっているんだと思う」

 前戦マイアミGPではトップスピードにもそれが現れていた。アウディの最高速は時速319kmで下から2番目であり、最速のメルセデス(時速334.1km)には大差をつけられている。

 さらにマイアミではマシントラブルにも苦しめられた。ヒュルケンベルグのマシンはオイル漏れで炎上し、ボルトレトは空気圧の急上昇によってスプリントで失格となった。

 それ以前もオーストラリアと中国でアウディは技術的問題により決勝をスタートできなかった。だからこそ、信頼性向上が最優先事項になっているとヒュルケンベルグは語る。

「もちろん、そこには大きな重点を置いている。特にマイアミはその点で本当に厳しく、難しい週末だった」

「PU部門に関して言えば、僕たちはまだ歴史の浅いチームだ。去年以前の過去20年間、ずっとカスタマーチームだったから、そういう部分を自分たちで面倒を見る必要はなかった。でも今は、すべてを自社内でやっている」

「これは非常に複雑な機械だ。そして僕たちはまだ始まったばかりの段階にいる。それでも、今後に向けて問題を解決するために大きな重点が置かれ、大規模な取り組みが進められている。でも、これは継続的な作業になる。ひとつひとつ問題を解決していくしかないんだ」

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