リオ開催説から一転、ブラジルでのF1は2025年までインテルラゴスで開催へ。名称も変更?
インテルラゴスはF1と新たな契約に合意し、少なくとも2025年まではブラジル”での”F1を開催することとなった。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
昨年までサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行なわれ、今季はコロナ禍の影響もあり中止となったF1ブラジルGP。来季以降はリオデジャネイロに開催地が変更となるのではないかと噂されていたが、先日発表されたF1の2021年暫定カレンダーのブラジルGP開催地は、サンパウロ(つまりインテルラゴス)と記されていた。
リオデジャネイロ開催についてはブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領も支持しており、新サーキットの建設計画なども進んでいた。しかしながら、最終的にF1はインテルラゴスと2025年までの開催契約を結んだ模様。サンパウロ州知事のジョアン・ドリアは12日(木)に行なわれた記者会見で次のように語った。
「F1が2025年までブラジルGPを開催する契約を更新したことを発表でき、誇りに思う」
「インテルラゴスは、向こう5年間の開催地として決定した。この契約はブルーノ・コバス市長とF1の権利者であるリバティ・メディアとの間で交わされることになる」
リオデジャネイロはF1開催に向け、2016年の夏季オリンピック会場があるデオドロにサーキットを建設する予定を立てていたが、環境保全に力を入れているデオドロ地区の住民からの反対もあり、計画は複雑なものとなっていた。しかしながら今回のインテルラゴスの契約延長は、それとの関連性はないようだ。
とはいえ、インテルラゴスで今後もF1を開催すると決まった背景には、サーキットの準備が整っている同地が今後も長期的な契約を約束できる立場にある、ということが大きいだろう。
サンパウロのコバス市長によると、インテルラゴスでのレースは今後“サンパウロGP”の名称で知られることになるというが、これは地元当局の関与が強化されたことが関係しているといい、今後新たなプロモーターも加わるようだ。
コバス市長は次のように語った。
「契約は最終調整中で、近日中にサインされる予定だ。来年の11月14日には、サンパウロGPが開催されることになるだろう」
「この契約は5年間有効だが、さらに5年間延長することができる。つまり、2030年まで延ばすことができるのだ」
サンパウロ当局の人間が以上のような発言をしているにも関わらず、F1側はまだブラジルGPの計画について明らかにしていない。サンパウロとの新たな契約についてmotorsport.comに尋ねられた広報担当者は「我々はパートナーとの商業的な話し合いについてはコメントしない」と語った。
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