リバティ・メディアのF1改革にオコン、カンゲキ。「今のチャンスのあり方は素晴らしい!」
アルピーヌのエステバン・オコンは近年F1が行ってきた、ショーをよりアグレッシブに見せるための施策による進化が、素晴らしいものだと感じている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
四輪レースにおける世界最高峰のシリーズとして認められてきたF1。一時はその人気に陰りも見えていたが、F1のオーナーがアメリカ企業のリバティ・メディアに移って以来、彼らは”ショー”を改善するための様々な施策を打ち始めた。
2021年に試験導入されたスプリント予選レースもそのひとつであり、最新の取り組みだ。リバティ・メディアはファンを魅了し、スポーツを育てるための新たな方法を模索している。
彼らのショーを改善するための取り組みは、2022年から施行されるテクニカルレギュレーションの大幅な変更をはじめとして、予算上限やファステストラップポイントの導入など様々なアクションが起こされてきた。
こうしたF1の目指す変化を、全てのファンが楽しんでいるわけではない。しかしアルピーヌでドライバーを務めるエステバン・オコンは、F1がグランプリをより面白いモノにするための新たな道を探し、試していることを称賛している。
「F1が進化しているのは、素晴らしいことだと思うよ」と、オコンは言う。
「もちろん、ここにはまだ整理したり、よくできたりすることはある。でもF1が試みている方向……レースをより面白いモノにする、今のチャンスのあり方は素晴らしいものだと思う。最終ラップまでチャンスがあるのは凄いよ」
「2021年シーズン(最終戦)のラストラップは、シーズン全体を表しているようだった。2020年もそうだったし、2021年もそうだった。もっと接近できるマシンがあれば、どうなるか興味を引くという点で、サッカーを追い抜く事もできると思う」
「色んな人がF1について話してるんだ。僕の友人でも、F1にはそんなに興味がない人がいる。でも今では彼らもF1をしっかり観戦している。素晴らしいことだ」
「新しいフォーマットを試したのもすごく良かった。たとえ僕らがトップ10に入るのに十分に速くなくとも、反撃するチャンスを与えてくれたんだ」
2021年、オコンはハンガリーGPでキャリア初優勝を達成。彼はチーム間の差が縮まり、中段チームにも表彰台争いのチャンスや、トップチームのトラブルさえあれば優勝を争うチャンスが出てきたと語っている。
実際、2021年シーズンはオコン以外にも、マクラーレンのダニエル・リカルドがイタリアGPで優勝。2020年にもピエール・ガスリー(アルファタウリ)が勝利している。
「2017年や2018年を思い返すと、6位でフィニッシュできれば、もう勝ったようなモノだった。勝利するチャンスなんて決して手にしていなかったし、表彰台ですらそうだった、リードラップをとるようなチャンスも無かった」
「そして今では、ダニエルやピエール(の勝利)を目にし、僕自身も勝った。色々なチームが表彰台に乗るのを見てきただろう。これは素晴らしいことだし、僕らが望んでいたことでもある」
「このスポーツ全体としてそう思う。反対する人はいないと思うよ」
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