ジョック・クレア、フェラーリ若手ドライバーの”コーチ役”に
フェラーリは、トラックサイド・エンジニアのジョック・クレアの役割を拡大。2021年にF1デビューを果たすミック・シューマッハーを含め、フェラーリ・ドライバーズ・アカデミーのコーチ役を務めることになった。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
現在フェラーリのトラックサイド・エンジニアであるジョック・クレアが、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)所属ドライバーたちのコーチ役を務めることになった。
クレアは、1997年にジャック・ビルヌーブのタイトル獲得に貢献。その後BARホンダでは佐藤琢磨らと共に仕事をし、ホンダ、ブラウンGP、メルセデスを経て、2015年にフェラーリに加入。トラックサイド・エンジニアを務めてきた。
2019年にシャルル・ルクレールがチームに加入した後は、ルクレールとエンジニアの橋渡し役を担った。
フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットによれば、クレアの役割が今後拡大し、ハースからF1デビューを果たすミック・シューマッハーや、昨年に引き続きプレマのドライバーとしてFIA F2を戦うロバート・シュバルツマンら、FDA所属ドライバー全般のコーチ役を務めることになるという。
「ジョック・クレアは素晴らしい人物であり、プロフェッショナルである。そして彼は、長いことフェラーリで働いている」
そうビノット代表は語った。
「ここ数週間、ジョックと話し合いをした。シャルルだけではなく、FDAの若いドライバーラインアップの将来を見据え、彼をドライバーコーチとしても起用したいと思っている」
「今年(2021年)はハースでミックがF1でのキャリアをスタートさせる。しかしロバート・シュバルツマンのように、まだ若いドライバーがF2で戦っている。またカラム・アイロットはテストドライバーとなり、シミュレータドライバーを務めると共に、フリー走行も走ることになるだろう」
「ジョックの役割は、これら全てのドライバーが、ドライバーとして成長するのをサポートし、その可能性を最大限活用しようとすることだ」
ビノット代表曰く、ドライバーコーチとしてのクレアの立場は、コース上でのパフォーマンスを評価し、改善できる部分を見つけるという点で重要だと語った。
「彼は最高のパフォーマンスとドライビングを実現するため、ドライバーたちをサポートしている」
そうビノット代表は付け加えた。
「彼はドライバーたちの走行ラインをチェックし、コーナーでのブレーキングやその後の加速、そしてタイヤマネジメントのやり方についてチェックしていく」
「そしてドライバーとして順調に成長していくために、彼はレースエンジニアやパフォーマンスエンジニア、そしてドライバーたちをサポートするんだ」
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