今まで培ったドライビングスキルは、2026年F1マシンの前では全部無駄!? ハースのオコン「カート時代から学んだことはすべて忘れていい」
ハースのエステバン・オコンは、2026年のF1マシンではこれまでとは全く違うドライビングが求められると語った。
Esteban Ocon, Haas F1 Team
写真:: Guido De Bortoli / LAT Images via Getty Images
2026年シーズンを戦う“VF-26”を公開したハースF1。ドライバーのエステバン・オコンは、これまで培ってきたドライビングスタイルを全て捨てる意気込みだ。
F1はここ数十年でも最大級のレギュレーション変更を目前に控えている。アクティブエアロの導入や、パワーユニットにおける電動要素の大幅な増加が、シリーズの勢力図を大きく揺さぶるだろうと予想されている。
これまでシミュレータで新型マシンを試したドライバーたちの評価は賛否が分かれているが、真の意味での最初の判断材料となるのは、バルセロナで行われるシェイクダウンテストか、その後のバーレーンでの2回の公式テストで、マシンが本気で走り始めてからだろう。
オコンはクリスマス前にバーチャル上でVF-26に乗り込んでいるが、ハイブリッドシステムのエネルギー配分を最大限に活かすためには、ドライバーの“レース脳”を作り替える必要があると語る。
「とても独特な運転の仕方になる。エンジンサイド、そしてハイブリッドサイドで、これまで以上に多くのマネジメントが必要になるだろう」とオコンは言う。
「マシン自体のフィーリングはかなり良かったし、バランスも悪くなかった。もちろんシミュレータでの最初の走行だったので、実際のサーキットではどうなるかを見てみる必要があるけど、とはいえグリップレベルは良かった」
「最大の変化は明らかにエンジン側にあって、そこが準備の鍵になる。ワクワクする挑戦だし、これまでとはまったく違うドライビングになる。ゴーカート時代から速く走るために学んできたことは、すべて忘れていいと思う。でも、新しいドライビングスタイルを学び、その中で速さを見つけていくのは面白いことだ」
オコンがF1参戦を開始したのは2016年であり、この頃から既にF1はハイブリッドマシンになっていた。ただデビュー前にV8エンジンを搭載した2012年のロータスでテストをした経験があり、これが新規則においても役立つはずだと考えている。
「間違いなく、これまで直面してきた中で最大のレギュレーション変更だ」
「初めてドライブしたF1マシンはV8時代のもので、その後にハイブリッド時代のマシンに移行した。当時はバレンシアで1日だけ走り、アブダビではFP1に出た。今直面している変化も、おそらくそれに近いものだけど、さっき言った通りこれまでのことはすべて忘れる必要がある」
「すべてをイチから学び直さなければならない。経験は素早く適応する上でプラスになると思うけど、あらゆる面で適応が必要だ。感覚のすべて、マシンの感じ方、そして速く走るために何をすべきかを、走りながらこれまで以上に考える必要がある。とても刺激的だし、興味深いものになるだろうね」
レギュレーションが大きく変わったシーズンということで、フェラーリのフレデリック・バスール代表ら関係者は、開幕戦からシーズンが進む中で序列が大きく変動する可能性が高いと見ている。この見解はオコンも同じだ。
「3戦目か4戦目くらいで、ある程度の傾向は見えてくると思うけど、それが最終的な序列にはならないだろう」
「特に初年度は開発が非常に激しくなる。序盤で取れるポイントはすべて取る価値があるけど、たとえ理想的な位置にいなかったとしても、シーズン中盤には多くのチームがアップデートを投入してくるので、まだまだチャンスはある」
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