マクラーレンF1、新車発表一番乗り。「我々はより力強い存在になりつつある」とブラウンCEO
マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、ニューマシンMCL35Mの発表に際してコメントを発表。トップ3に返り咲いた昨年以上の結果を目指すと語った。

ライバルチームに先駆け、2021年シーズン用のマシン”MCL35M”を発表したマクラーレン。このマシン発表に伴い、マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンが「できる限り最高の結果を目指す」とコメントを寄せた。
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昨シーズンは1年を通して安定した走りを披露し、コンストラクターズランキング3位となったマクラーレン。これはチームにとって、2012年以来となる好結果だ。そして今季はランド・ノリスのチームメイトとしてダニエル・リカルドが新加入。さらにパワーユニットもメルセデス製に換装し、さらなる上位を目指す。
「F1の新シーズンを始める準備をするにあたって、ランドとダニエルと共に2021年のチームを作り上げていくことにとても興奮している」
そうブラウンCEOは語る。
「今年は信じられないほどエキサイティングなドライバーラインアップを作り上げることができた。どちらもコース上では手強いドライバーだが、コースを離れると素晴らしいキャラクターだ。ランドは純粋な速さを持ちつつも、頭の良いドライバーだ。ダニエルは鋭いレーサーとしての力量と才能を備えた、複数のグランプリに勝ったドライバーだ」
ブラウンCEOは、2021年シーズンは昨年以上に厳しいシーズンになることを覚悟しつつも、それに対処する準備が整ったと語る。
「挑戦的でありながらやりがいのある2020年を戦い抜き、そしてトップに立つために進んでいく中で、新シーズンに向けてリセットした。今シーズンはさらに厳しい1年になるだろうが、我々はその挑戦に立ち向かう準備ができている。世界中のファンにエキサイティングなレースを提供するために努力し、F1のために懸命に努力し続ける。それによって、F1とFIAと、仲間のチームに対しても敬意を表したいと思う」
「我々はチームのとても重要な一部である、とても献身的なパートナーとともに今シーズンに挑む。2020年はマクラーレン・レーシングだけでなく、多くのパートナーにとっても大きな課題だった。そのため、パートナーから引き続きサポートを受けられるということは、彼らの素晴らしさと、そしてともに旅をしてきた関係性の証だ」
昨シーズンは開幕が遅れた上、大部分のグランプリが無観客で行なわれた。ブラウンCEOは、ファンが観客席に戻るの待ち焦がれており、彼らにマクラーレンの活躍を披露したいと語る。
「素晴らしいファンがコースにいらっしゃるのが、本当に恋しかった。世の中が安全になり、再び観戦してもらうことができるようになるのが待ちきれない。我々は素晴らしいショーを演じ、信じられないほどのファンの皆さんのために、できる限り最高の結果を残すという野心を持って、全てのグランプリに挑む」
チームの更なる前進を目指していくと、ブラウンCEOは改めて誓う。
「チームとこれまでに成し遂げてきた進歩を誇りに思っている。まだまだ長い道程が残っているが、チームには素晴らしい精神力があり、この旅を続けていくことによって、より力強い存在になりつつある」