アルファタウリ・ホンダ代表、シーズン前半の戦いぶりは”10点満点中5”「直近のライバルとは厳しい戦いだ」
アルファタウリ・ホンダのフランツ・トスト代表は、2021年シーズンのチームの戦いぶりを、10点満点中5点と評価した。
写真:: LAT Images
アルファタウリ・ホンダのフランツ・トスト代表は、2021年のF1前半戦を振り返り、10点満点中5点とチームの働きぶりを評価した。
先日行なわれたハンガリーGPで、2021年のF1前半戦が終了。各チームが夏休みに入った。
アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーが50ポイント、角田裕毅が18ポイント獲得し、合計68ポイントでコンストラクターズランキング6番手につけている。
「我々は、いくつか本当に良いレースをした」
トスト代表はシーズン前半を振り返ってそう語った。
「シーズン序盤を振り返ってみると、我々には非常に競争力があるように見えた。今のようにね」
「ピエールは5位でハンガリーGPを終えた。開幕戦バーレーンGPでは、予選5番手になったが、残念ながらリカルド(ダニエル・リカルド/マクラーレン)とのクラッシュがあり、完走することができなかった。でもそのレースでは、ユウキが初めてのレースだったにもかかわらず、9位でフィニッシュしてポイントを獲得したんだ」
「しかしイモラでは、ユウキが予選で大きなクラッシュをしてしまった。でもピエールが7位でフィニッシュしてくれたので、とてもよかった。多くのポイントを獲得できたよ」
しかしその後アルファタウリは、浮き沈みの大きなレースを迎えることになった。特にポルトガルGPとスペインGPでは、苦戦を強いられることになったのだ。
「ポルトガルとスペインでは、我々はそれほどうまく戦うことができなかった。結局この2レースで、2ポイントしか獲得できなかったんだ。その後でモナコに行ったが、ピエールが6位でフィニッシュしてくれた。続くアゼルバイジャンでも、ピエールが3位、ユウキが7位とダブル入賞を果たした……これが、今季ここまでのハイライトだろう」
「ただその後の3レースでは、4ポイントしか獲得することができなかった。だから、あまり満足することはできないね。もちろんこの成績は満足できない……もっと期待していたからね」
ただ前半最終戦のハンガリーGPでは、予選でガスリーが5番手。決勝レースでも混乱をくぐり抜け、5位フィニッシュを果たした。角田も6位に入り、自己最高順位を更新することになった。
しかし直近のライバルであるアルピーヌのエステバン・オコンが同レースで優勝し、チームメイトのフェルナンド・アロンソが4位と、大量ポイントを獲得。これによりアルピーヌはコンストラクターズランキングで5番手に浮上し、アルファタウリは彼らに先行を許した。またアストンマーチンもレースごとに力をつけつつあり、後半戦はこのアルピーヌ、アルファタウリ、アストンマーチンによる大接戦になる可能性は高い。
「難しい戦いだ。アストンマーチンやアルピーヌなど、非常に強力なライバルが近くにいる。ランキング5位になるためには、すべてをまとめる必要があるんだ」
今シーズン前半戦の自らのチームを、10点満点で採点するよう求められたトスト代表は、次のように語った。
「ちょうど真ん中くらいだろうね、5点だと言っておこう。10点に”5”足りないのは、さらに50%改善する必要があるということを意味している」
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