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F1サンパウロGP FP1:ハミルトンがレッドブル・ホンダ退けトップタイム、角田裕毅は初のコースながらも最多周回で11番手

F1第19戦サンパウロGPのフリー走行1回目が行なわれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップ。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は11番手だった。

Lewis Hamilton, Mercedes W12

 F1サンパウロGPのフリー走行1回目が行なわれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。

 舞台はインテルラゴス・サーキット。コースは全長4.309kmと比較的短く、高低差43mと起伏、そしてテクニカルな低速区間からアクセル全開で駆け抜ける高速区間までバリエーションに富んでいる。

 今回のサンパウロGPでは、イギリスGPとイタリアGPに続いて、今季3度目のスプリント予選レース形式が導入される。そのため通常のスケジュールとは異なり、金曜日にFP1とノックアウト予選を行ない、土曜日にもう一度フリー走行を挟んだ上で24周のスプリント予選レースを行ない、決勝レースのグリッドを決める。

 金曜日の予選セッション開始時点からパルクフェルメルールが適応されるため、各チームはFP1の60分で週末のマシンセットアップを煮詰める必要がある。また角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)を筆頭に、初めてインテルラゴス・サーキットを走る3人のルーキーにとっては予選前のコース習熟の機会がたった60分となる。どれだけ持ち込みのセットアップで合わせ込めるか、どれだけこの60分を効率良く使えるかが今後の展開を左右する。

 持ち込まれているタイヤはC5〜C1の5種類のうち、C4〜C2の中間のセット。前戦メキシコGPと同様のタイヤセットではあるが、路面が粗いインテルラゴスでは、特に決勝レースではタイヤに厳しくなると予想されている。

 気温18度、路面温度37度で天候は曇り。今にも空が泣き出しそうな中、ピットレーンオープン。60分のFP1が開始され、各車続々とコースに躍り出た。

 セッション序盤から、多くのマシンがミディアムタイヤを履き上で精力的に周回を重ねた。

 ハミルトンのマシンにはフロントが跳ねる症状が現れ、サスペンションやタイヤ内圧のセッティングの見直しをチームに訴えた。マシンのスイートスポットを探す中、セッション開始17分というところで、そのチームメイトのバルテリ・ボッタスからは「雨が落ちてきた」とチームに無線で報告が上がった。

 ただ雨が本格化することはなく、各車はドライ用タイヤのまま走行を続けた。決勝レースに向けたタイヤの皮むきに加え雨が本格的に降ることを危惧してか、アストンマーチンはセッション序盤から3セット目のタイヤを投入するなど積極的にタイヤデータの収集を行なった。

 セッション折返しになると、多くのマシンは一度ガレージに戻り次の走行プログラムに備えた。レッドブル・ホンダ勢はソフトタイヤを投入して予選想定ラップを開始。メルセデス勢もそれに続いた。

 初体験のサーキットながらも、角田は2セット目のミディアムタイヤでチームメイトのピエール・ガスリーと遜色ないタイムを計測しタイムシート上位に名を連ねるなど、ここ数戦の好調さを継続できているようだ。アルピーヌとランキング5位を争うチームとしても、角田のペース改善は追い風となっていることだろう。

 上位勢はソフトタイヤで走行を続け、中団勢はセッション終盤までミディアムタイヤでの走行をメインに行なっていたが、残り10分を切るとソフトタイヤに切り替えタイムを更新していった。

 雨に祟られることもなく今週末のカギとなるFP1は終了した。

 トップタイムはハミルトンの1分09秒050。ソフトタイヤの走行ではフロントが跳ねる症状が改善されたか、2番手のフェルスタッペンに対して0.367秒の差を付けた。

 3番手にはトルコGP以降3戦連続で表彰台に登るペレスが並び、ボッタスも4番手に留まった。

 5番手には最終版のアタックでタイムを上げたガスリーが入り、フェラーリの2台を従えた。しかしその後ろにはアルピーヌがソフトタイヤを投入することなく8番手、9番手に並んでおり、今週末台風の目になるやもしれない。

 10番手にランス・ストロール(アストンマーチン)を挟み、角田裕毅はトップから1.324秒落ちの1分10秒374で11番手。セッション最多となる33周を走り込み、スプリント予選レースのグリッドを決めるノックアウト予選に備えた。

 なお今回ハミルトンは、今季5基目となるICE(内燃エンジン)の投入したことで、5グリッド降格のペナルティが科されている(ペナルティ適用はスプリント予選レースのグリッドではなく決勝グリッド)。

 今シーズン、メルセデス製PUにはICEの信頼性トラブルが発生している。以前メルセデスのトト・ウルフ代表はICEに発生しているトラブルはある程度解消されたと語っており、その真偽は定かではないが、タイトル防衛に向けた足かせとなっていることは間違いない。

 
 
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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 31 1'09.050     224.654
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 22 1'09.417 0.367 0.367 223.466
3 Mexico セルジオ ペレス 28 1'09.492 0.442 0.075 223.225

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