ペナルティ確定の角田裕毅、イタリア初日はレースペース向上に注力「ロングランのセットアップが決まればチャンスはある」
アルファタウリの角田裕毅はF1イタリアGP初日を終えて、決勝では後方グリッドからのスタートが確定しているものの、レースに向けてロングランペースを磨けばチャンスはあると語った。
モンツァ・サーキットで行なわれているF1イタリアGP。アルファタウリの角田裕毅はFP1で8番手(1分23秒260)、FP2で15番手(1分23秒217)だった。
角田は今回、パワーユニット交換によりグリッド最後方からのスタートが確定している。そのため彼らはロングランペースに磨きをかけることに集中していたという。
「僕たちは日曜にペナルティを受けることになったので、今日は主にレースペースに集中していました。ミディアムタイヤのショートランではとても調子が良かったのですが、ソフトタイヤでは速さを見せることができませんでした」
そうチームのリリースにコメントを寄せた角田。FP1では空力などのテスト項目に関してデータ収集を行ない、一時はソフトタイヤで2番手タイムをマーク、FP2ではマシンに変更を加えて精力的に周回を重ねた。なおチーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズによると、FP2でのソフトタイヤを履いてのアタックでは挙動を乱した場面があり、15番手というリザルトは実際のパフォーマンスを反映したものになっていないという。
角田はさらにこう続けた。
「今日は完璧なフィーリングを得られた訳ではないので、ロングランのデータを確認してレースに向けてできる限りの準備をしたいです。難しい週末になるでしょうが、他にも何台かグリッド後方からのスタートが決まっているマシンがいるので、ロングランのセットアップが決まってペースアップができればチャンスはあると思っています」
エドルズも「ロングランには速さがあり、レースに向けての励みになっている。今夜はやるべきことがあるが、今日の走りを見る限りは良いベースを作れていると思う」と話しており、ピエール・ガスリー含めてアルファタウリ勢はレースペースに期待を寄せている様子。角田は追い上げのレースとなることが確定しているが、それに向けていかに力強いマシンを作り上げられるかに注目だ。
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