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レッドブルのペレスがキャリア初PPで波乱の予選を制す! 角田裕毅はトラブルでノータイム:F1第2戦サウジアラビアGP

2022年のF1第2戦サウジアラビアGPの予選が行なわれ、セルジオ・ペレス(レッドブル)がキャリア初のポールポジションを獲得。その一方で、角田裕毅(アルファタウリ)はトラブルにより出走できなかった。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB18

Sergio Perez, Red Bull Racing RB18

Zak Mauger / Motorsport Images

 ジェッダ市街地サーキットを舞台に、2022年のF1第2戦サウジアラビアGPの予選が行なわれ、セルジオ・ペレス(レッドブル)がポールポジションを獲得した。

 現地は20時を迎え、無数の照明に照らされたサーキットが闇夜に浮かび上がった。コンディションは予選前に行なわれたフリー走行3回目から大きく変わらず、気温23度、路面温度は25度だった。

 18分間の予選Q1が開始されると、まずは各車が続々とコースイン。ほとんどのマシンが1本目のタイヤにソフトをチョイスしたが、メルセデスはミディアムタイヤでタイム計測を行なった。ミディアムタイヤでQ3を突破できると踏んだか、もしくはソフトタイヤ温存を狙っての選択だろう。

 ジェッダ市街地サーキットは、狭く曲がりくねったコース特性ということもあり、20台で行なわれるQ1では、アタック中にトラフィックに遭遇することも考えられる。そのため、上位勢もQ1序盤からタイムを置きに出た。

 しかし、9分経過時点でニコラス・ラティフィがターン13でクラッシュ。リヤが流れ、コース脇のバリアにマシン右側から激しく当たったことで、ラティフィからはうめき声が漏れた。

 このクラッシュにより赤旗提示。この時点でレッドブルPU勢の4台やアルピーヌ勢、好調アルファロメオのバルテリ・ボッタスがタイムを出しておらず、多くのマシンがセッション再開に向けてピットレーン出口に並んだ。

 走行再開後、各車は軒並みタイムを上げ、タイムシートもどんどんと更新されていった。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がQ1トップタイムをマークし、チームメイトのシャルル・ルクレールとの間、2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が食い込んだ。

 1セット目にミディアムタイヤを選択したメルセデス勢もソフトタイヤを投入し走行を再開するも、ジョージ・ラッセルが4番手にタイムを上げた一方で、ハミルトンは16番手に沈んだまま。最終盤に15番手タイムを絞り出すも、ランス・ストロール(アストンマーチン)に上回られ、昨年のポールシッターが16番手で2017年ブラジルGP以来のQ1敗退を喫した。

 ハミルトン以下Q1脱落は、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーチン)、クラッシュを喫したラティフィ。

 赤旗の影響によりタイムを出せていなかった角田裕毅(アルファタウリ)はコースに出るも、燃料関係のマシントラブルが発生。マシンをピットに戻し、Q1敗退とグリッド最後尾からの決勝スタートが決まった。

 トップ10を決める15分間のQ2がスタート。昨年までのQ3進出タイヤでの決勝スタートというルールが廃止されたこともあり、各車の全力アタックが見られた。

 ルクレールはユーズドタイヤでのアタック1回目で1分28秒883をマーク。新品ソフトを投入したペレスが0.041秒差で2番手に続いた。フェルスタッペンは新品ソフトタイヤで3番手、サインツJr.はユーズドタイヤで4番手につけた。

 アタック2回目に向け勢いよく飛び出していったミック・シューマッハー(ハース)だったが、ターン12の縁石に弾かれコンクリートウォールに右フロントから激突。マシンは反対側のウォールまで弾き飛ばされ、リヤから再びウォールに当たった。

 クラッシュの激しさから一時は安否が心配されたものの、シューマッハーにケガはなく、メディカルセンターへと搬送。後に地元の病院で精密検査を受けることとなった。

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 タイムを計測できていないドライバーもいる中で、Q2は4分58秒を残し赤旗中断。シューマッハーの搬送やコース清掃、バリアの修復により中断は1時間ほどまで長引いたものの、セッションが再開された。

 シューマッハーのチームメイトであるケビン・マグヌッセンを先頭に、全車が最終アタックに向けコースイン。1分28秒686をマークしたサインツJr.がQ2もトップタイム。ルクレール、ペレス、フェルスタッペンがそれに続いた。

 ラッセルは10番手でギリギリQ2通過。脱落が決定したのは、マクラーレンの2台と周冠宇(アルファロメオ)、クラッシュしたシューマッハーとストロールだった。パワーが物を言う超高速サーキットで、予選Q3まで生き残れたメルセデスPUユーザーはラッセルのみと、メルセデスが抱えている問題がシャシー側だけではないと感じさせる結果となった。

 ポールポジションを決める予選Q3が開始され、ルクレールを先頭にまず1回目のアタックへ出た。サインツJr.は、ルクレールがマークした1分28秒446を0.044秒上回る1分28秒402でトップ。3番手にペレスがつけた一方で、フェルスタッペンはタイヤにグリップがないと訴え、6番手に甘んじた。

 残り3分を前に多くのドライバーが2回目のアタックを開始。ルクレールがサインツJr.のタイムを塗り替え、1分28秒225を叩き出した。これでポールポジションは決したかのように思われたが、そのタイムをペレスが”人生最高のラップ”で上回る。昨年のポールラップに0.7秒差まで迫る1分28秒200をマークし、F1キャリア215戦目にして、初ポールポジションを獲得した。

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 2番手ルクレールとの差は0.025秒。サインツJr.は1回目のタイムを更新することができず3番手となった。

 フェルスタッペンは0.261秒差の4番手。ベスト・オブ・ザ・レストの5番手にはエステバン・オコン(アルピーヌ)が入った。

 ラッセルは他のドライバーとタイミングをずらしてアタックを実施し、6番手。1分29秒104でメルセデスの面子を守った。

 ラッセルの後ろにはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、マグヌッセンが並んだ。

 
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順位 ドライバー タイム 平均速度
1 Mexico セルジオ ペレス 1'28.200   252.000
2 Monaco シャルル ルクレール 1'28.225 0.025 251.928
3 Spain カルロス サインツ Jr. 1'28.402 0.202 251.424
4 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'28.461 0.261 251.256
5 France エステバン オコン 1'29.068 0.868 249.544
6 United Kingdom ジョージ ラッセル 1'29.104 0.904 249.443
7 Spain フェルナンド アロンソ 1'29.147 0.947 249.323
8 Finland バルテリ ボッタス 1'29.183 0.983 249.222
9 France ピエール ガスリー 1'29.254 1.054 249.024
10 Denmark ケビン マグヌッセン 1'29.588 1.388 248.095

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