フェルスタッペン、年間最多勝記録を更新する14勝目「今年は素晴らしい1年になっている。さらに上を目指す」

　F1メキシコシティGPの決勝レースは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。ソフトタイヤからミディアムタイヤへと繋ぐ1ストップ作戦を完遂し、後続を寄せ付けなかった。

　フェルスタッペンはポールポジションからスタート。ターン1までの距離が長いエルマノス・ロドリゲス・サーキットということもあって、メルセデスの2台が直後に迫ったが、フェルスタッペンはこれをなんとか抑えた。

　しかしフェルスタッペンはソフトタイヤを履いてのスタートだったため、2ストップ作戦を採るものと見られていた。しかしながら良いペースで走りつつも、タイヤをしっかりとマネジメント。最終的には2位ルイス・ハミルトン（メルセデス）に15秒もの差をつける完勝劇を決めた。

　これでフェルスタッペンは今季14勝目。これまでミハエル・シューマッハー（2004年／フェラーリ）とセバスチャン・ベッテル（2013年／レッドブル）が持っていた1シーズンの最多勝記録を更新することになった。

「僕らは周りのマシンとは異なる戦略を採っていた。でも、マシンは本当に素晴らしかった」

　フェルスタッペンはレース後にそう語った。

「ミディアムタイヤで非常に長いスティントを走らなければいけなかったから、タイヤをケアする必要があった。でも、うまくいったよ」

「この表彰台の雰囲気は素晴らしい。メキシコにやってくるのが大好きなんだ」

　フェルスタッペンは前述の通り今季14勝目を挙げ、シーズン最多勝記録を樹立した。これについてフェルスタッペンは次のように語った。

「これまでのところ、素晴らしい年になっている。僕らは間違いなく、これを楽しんでいる」

「さらに上を目指すよ」