F1
2024年のF1コンストラクター王者マクラーレン、獲得する分配金額は約211億円! チャンピオンを逃したレッドブルは30億円の損失に……
2024年の成績により、各チームが受け取る分配金の額を想定してみた。
Ed Hardy 田中 健一
編集: 2024/12/10 3:33
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Oscar Piastri, McLaren F1 Team, Lando Norris, McLaren F1 Team, 1st position, the McLaren team celebrate securing the Constructors Championship title
写真:: Colin McMaster / Motorsport Images
コンストラクターズランキングによって、各F1チームが受け取る分配金の額が決定される。では2024年の成績により、各チームはどのくらいの額を受け取ることになるのだろうか?
先日行なわれたアブダビGPで、2024年のF1も閉幕。合わせてドライバーズランキングと、コンストラクターズランキングも確定することになった。
ドライバーズチャンピオンに輝いたのはマックス・フェルスタッペン。実に2021年以降4年連続ということになる。一方でコンストラクターズチャンピオンは、マクラーレンが獲得した。実に1998年以来26年ぶり……強豪が完全復活に近付いていると言えそうだ。
さて巷で”F1ワールドチャンピオン”と言えば、ドライバーを指すことの方が多いかもしれない。しかし、チームにとっては、コンストラクターズランキングこそ重要。この順位によって、受け取ることができる分配金が決まるからだ。
F1では、チャンピオンだけでなく、全ての参戦チーム(=コンストラクター)に分配金が割り当てられる。当然、上位になればなるほど、その金額は増えていくわけだ。この分配金の額は正式には公表されていないが、公開されている情報に基づいて適切な見積もりを作ることはできる。
FIA(国際自動車連盟)、FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)、そして各F1チーム間の商業的権利を取り決めるコンコルド協定では、チームに与えられる分配金の総額は、F1全体の商業的利益の50%と定められている。ただ、チームが必ず50%を受け取る……ということではなく、収益が一定の水準を超えると、FOMのシェア率が増加すると言われている。
例えば2022年のF1の総収益は25億7000万ドル(約3884億5500万円)だったため、分配金の総額は11億5700万ドル(約1748億8000万円)ということになり、これは50%ではなく45%に当たる計算である。
また分配金は、単純にコンストラクターズランキング順に均等に割り当てられる……というわけではない。
例えばフェラーリは、1950年のF1創設以来ずっと参戦し続けているという歴史的な貢献により、約5%を上乗せした支払いを受けている。また、過去のチャンピオン獲得経験などによっても、追加のボーナスを受けられる。
この追加ボーナスの額は、分配金総額の25%に相当し、残りは10チームで分け合うということになる。
昨年のチームへの支払いの総額は12億5000万ドル(約1890億円)〜13億ドル(約1965億円)の間であったとされており、ボーナスを除くと総額10億ドル(約1510億円)ほどだったはずだ。ここから考えると、おそらくチャンピオンとなったレッドブルは、約1億4000万ドル(約211億円)を受け取ったと考えられる。そして2位のメルセデスは、1億3100万ドル程度と(約198億円)いう計算になる。最下位だったハースにも当然分配金が支払われ、その額は6000万ドル(約90億円)程度だったと推定される。
これを2024年シーズンの成績に応じて当てはめると、おそらく下記のような金額が各チームに分配されるはずだ。
1. マクラーレン:1億4000万ドル(約211億円)
2. フェラーリ:1億3100万ドル(約198億円)
3. レッドブル:1億2200万ドル(約184億円)
4. メルセデス:1億1300万ドル(約170億円)
5. アストンマーティン:1億400万ドル(約157億円)
6. アルピーヌ:9500万ドル(約143億円)
7. ハース:8700万ドル(約131億円)
8. RB:7800万ドル(約118億円)
9. ウイリアムズ:6900万ドル(約104億円)
10. ザウバー:6000万ドル(約90億円)
痛手だったのはレッドブルだろう。フェルスタッペンがドライバーズチャンピオンを獲得しながら、セルジオ・ペレスの不振によって最終的にはランキング3位でシーズンを終えることになった。この結果、おそらく約2000万ドル(約30億円)程度の損失となったはずだ。
またRBも、途中までランキング6位を争っていたが、結局8位。分配金の額は1700万ドル(約25億円)ほど低くなったとみられる。
※日本円への換算は、12月10日時点でのレートで計算。
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